賢くなる事が一番重要だと思います
今、夕方に再放送中の「白い巨塔」というドラマをご存じですか?
財前と言う医者の物語で、大学病院の闇を書いた大昔の小説をドラマ化して、さらにリメイクされ再放送されているドラマです。
このドラマを見て是非道徳の授業をして欲しいと私は思っています。
当教室では歴史授業を実験的に行い、歴史の分岐点で議論をする事を国語の授業で行っております。
その中で気になるのが授業を始めた当初、「戦うくらいなら相手に従う」「どんな理由がるにせよ、争いはダメ」「戦・戦争は絶対ダメ」など、正義感いっぱいの意見が出ておりました。
しかし4ヶ月ほど経過した今では「ただ侵略される位くらいなら戦う」とか「どうせ乗っ取られるなら戦って乗っ取られる」とか、戦うと言う選択肢を選ぶ子も出てきているのが面白いな~と思っています。
私は偏差値教育は「答え」を受け入れさせるものであり、良くない教育だと考えています。
争い=ダメ、もめない=○、と言った短絡的な答えを選択し「大局」が見えない日本人が増えている事に危機感を感じております。
ただ戦う事を推奨してるのではなく、大局を見て「より良い選択を未来の為にする」という考え方を今の日本は教育出来ておりません。
それは簡単に答えを受け入れ、しかも後に検証しないと言う恐ろしい考え方を「偏差値教育」が後押ししています。
私は今回「白い巨塔」というドラマで皆さんに考えて欲しいのは「里見」という江口洋介さん演じる内科医の行動なのです。
私は一番の「問題児」が里見という内科医であり、財前という外科医がそれほど悪い人間には見えないのです。
長いドラマなのでなかなか内容を書けませんが、里見という内科医の行動が正しいと感じるのは私はおかしいと思っています。
そして財前という外科医にももちろん落ち度はありますが、基本的に話をこじらせているのは里見という内科医だと考えています。
「正義感」という正解を追い求め、大局が見れない今の教育に私は本当に危機感を感じています。
実は今、歴史教育では「小野妹子」という遣隋使について学んでいる所で、彼は随の皇帝から日本の天皇に手紙を渡せと言われますが内容が良くないのです。
日本を侮辱し、脅迫するような手紙だったらしくこの手紙を渡せば、日本は随の属国になるか随と戦争するかの選択を迫られると言う内容の手紙だったのです。
この手紙を小野妹子は無くしたとウソをつき、日本の危機を救い、その事を知った聖徳太子も褒め称えました。
この選択を今の官僚や日本の大人に出来るのか?と考えました。
恐らく無理でしょう。
しかし当教室が歴史教育を通じてみんなに学んで欲しいのは「安易な正義感」でl答えを出すのではなく、大局を見て判断すると言う事がみんなが出来ないと日本の未来は危ういと言う事なのです。
日本が日本として長い歴史を持つのは、こうした大局を見て時にルールを破り、必要なウソをつき、自己責任で処理をすると言う気概が重要だと気付いて欲しいのです。
今回再放送されている白い巨塔の里見と言う内科医が完全に間違っているのでは無く、大局が見えていないと言う話なのです。
彼は自分の正義感を満たすために、長年心血を注いできた研究を捨て、信じている患者を放り出し、的確な診断能力を活かす場所まで失ったのです。
大学病院の信用を失墜させ、患者の多くを不安に陥れ、誰が一体良い思いが出来たのか?
そんな事を考えもせず、言わば自己満足のために行動したと言わざるを得ません。
同じ現象が教育でも政治でもビジネスでも起きていて、皆「感情論」や「正義感」で判断をして「大局」を見ていないのです。
その結果が日本の30年にも渡る不況と低位賃金と物価高なのです。
日本人自身が大局を見られるようになり、1人1人が賢い選択を出来ないとこの状況はなかなか改善しません。
だからこそカギを握るのは教育であると私は考えています。
財前と言う医者の物語で、大学病院の闇を書いた大昔の小説をドラマ化して、さらにリメイクされ再放送されているドラマです。
このドラマを見て是非道徳の授業をして欲しいと私は思っています。
当教室では歴史授業を実験的に行い、歴史の分岐点で議論をする事を国語の授業で行っております。
その中で気になるのが授業を始めた当初、「戦うくらいなら相手に従う」「どんな理由がるにせよ、争いはダメ」「戦・戦争は絶対ダメ」など、正義感いっぱいの意見が出ておりました。
しかし4ヶ月ほど経過した今では「ただ侵略される位くらいなら戦う」とか「どうせ乗っ取られるなら戦って乗っ取られる」とか、戦うと言う選択肢を選ぶ子も出てきているのが面白いな~と思っています。
私は偏差値教育は「答え」を受け入れさせるものであり、良くない教育だと考えています。
争い=ダメ、もめない=○、と言った短絡的な答えを選択し「大局」が見えない日本人が増えている事に危機感を感じております。
ただ戦う事を推奨してるのではなく、大局を見て「より良い選択を未来の為にする」という考え方を今の日本は教育出来ておりません。
それは簡単に答えを受け入れ、しかも後に検証しないと言う恐ろしい考え方を「偏差値教育」が後押ししています。
私は今回「白い巨塔」というドラマで皆さんに考えて欲しいのは「里見」という江口洋介さん演じる内科医の行動なのです。
私は一番の「問題児」が里見という内科医であり、財前という外科医がそれほど悪い人間には見えないのです。
長いドラマなのでなかなか内容を書けませんが、里見という内科医の行動が正しいと感じるのは私はおかしいと思っています。
そして財前という外科医にももちろん落ち度はありますが、基本的に話をこじらせているのは里見という内科医だと考えています。
「正義感」という正解を追い求め、大局が見れない今の教育に私は本当に危機感を感じています。
実は今、歴史教育では「小野妹子」という遣隋使について学んでいる所で、彼は随の皇帝から日本の天皇に手紙を渡せと言われますが内容が良くないのです。
日本を侮辱し、脅迫するような手紙だったらしくこの手紙を渡せば、日本は随の属国になるか随と戦争するかの選択を迫られると言う内容の手紙だったのです。
この手紙を小野妹子は無くしたとウソをつき、日本の危機を救い、その事を知った聖徳太子も褒め称えました。
この選択を今の官僚や日本の大人に出来るのか?と考えました。
恐らく無理でしょう。
しかし当教室が歴史教育を通じてみんなに学んで欲しいのは「安易な正義感」でl答えを出すのではなく、大局を見て判断すると言う事がみんなが出来ないと日本の未来は危ういと言う事なのです。
日本が日本として長い歴史を持つのは、こうした大局を見て時にルールを破り、必要なウソをつき、自己責任で処理をすると言う気概が重要だと気付いて欲しいのです。
今回再放送されている白い巨塔の里見と言う内科医が完全に間違っているのでは無く、大局が見えていないと言う話なのです。
彼は自分の正義感を満たすために、長年心血を注いできた研究を捨て、信じている患者を放り出し、的確な診断能力を活かす場所まで失ったのです。
大学病院の信用を失墜させ、患者の多くを不安に陥れ、誰が一体良い思いが出来たのか?
そんな事を考えもせず、言わば自己満足のために行動したと言わざるを得ません。
同じ現象が教育でも政治でもビジネスでも起きていて、皆「感情論」や「正義感」で判断をして「大局」を見ていないのです。
その結果が日本の30年にも渡る不況と低位賃金と物価高なのです。
日本人自身が大局を見られるようになり、1人1人が賢い選択を出来ないとこの状況はなかなか改善しません。
だからこそカギを握るのは教育であると私は考えています。
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