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学校教育が期待できない以上、自己防衛しかない!

今は面談ウィークで多くの父兄の方とお話させていただく機会をいただき、本当に勉強になります。

特に受験生の保護者の方とお話しさせていただくと、保護者の方がいかに真剣に考えているか?を肌で感じられて、指導に気合も入ります。

ただ、多くの父兄の方とお話させていただき、悲しくなるのは学校の現状です・・・

生徒さんを成長させようという意図や意思を感じず「事なかれ主義」全開の発言と指導を目の当たりにして、悲しくなります。

もちろん学校の先生にも生活があり、立場があり、我々が生徒のころとは状況も違いやりにくくなっている事も事実だと思いますが、やはり生徒さんを強く賢く成長させるという大筋から外れない指導を期待してしまします。

とはいえ、今は厳しい指導は「虐待」と呼ばれ、叱責は「パワハラ」と指摘され、問題を起こせばすぐに教師側が責任を取る・・・そういった学校システム自体を改善しないとなかなか難しいとは思います。

私は今の教育業界の考え方や学校の指導の方針を見ていると「生徒に甘い教育をする指導者は生徒を馬鹿にしている」と思ってしまいます。

出来ない、わからない、可哀そう、無理させない・・・そんな事を言うのは、その子が出来ないと思い込んでいるからであり、出来ると思えばこそ、どうしたら出来るだろうか?と考える事へとつながります。

しかし、出来ない子は出来ない!学習障害・発達障害・特性・家庭環境・性格・メンタル・・・こんな事をすべて言い訳にしていて教育が出来るわけがないのです!

私は出来ない生徒さんを見たことがありません!やらない生徒さんがいるだけで、出来ない生徒さんなんで本当に一人もいなかったと思います。

しかし、多くの生徒さんは出来ないと思い込み、決めつけられ、努力と挑戦を忘れ流され本当に出来ない子になっていくのです。

私はそれは許せない!なぜか?答えは簡単です。

皆さんが最も勘違いしているのは困っているのは「出来ない子」ではなく、「出来る子」なんです。

宿題しない、授業聞かない、努力しない、好き嫌いを平然と言う、教師に文句は言うが自分はしない・・・それが許される社会で頑張る事は相当に難しいのです。

当教室ははっきり言いますが、やらない生徒さんを許さないのは「出来る子」もっと言うなら将来有望な子の「邪魔」になってほしくないからなのです。

もちろん小学生の時は4月生まれと3月生まれでは、同じ学年でありながら、ほぼ一年の差がありそれは子供にとっては大きな差ではあるのですが、そんなレベルではない「やっていない生徒」がほとんどなのです。

例えば、問題を読んでいない、宿題に解答はしているが考えていない、「はい!」と返事はするが聞いていない・・・そんなレベルの生徒さんがいるのです。

恐ろしい事に気が向かないので宿題していないという生徒さんも普通にいますし、行きたくないから午前は学校へ行かない・・・そんな生徒さんもいるのです。

誰だって学校は面倒臭いと感じる事があり、宿題をやりたくないと思う事があるのです。

しかし、それを我慢してやることも学生時代には私は必要だと考えています。

そして自分を律しコントロールし嫌な時も最低限やる事はやるそんな生徒さんが当教室には多くいます。

その生徒さんの心の踏ん張りを踏みにじるような「やりたくないだの」「メンドクサイ」だの「気分が向かない」だの、その意見を聞いていると出来る生徒さんの邪魔になるのです。

だから、私は出来る生徒さんには「要領」を教え、出来ない生徒さんには「努力」を教えるのです。

どんなくだらない事でもやれば楽しくなり、夢中にもなれるのです。

しかしどれだけ楽しい事でも「適当」だったり「いい加減」だったり「好き嫌い」を持ち込むとつまらないものになるのです。

勉強は小学校6年間、中学校3年間、高校3年間と12年間もしなければなりません・・・だからこそいやいややってもダメなのです。

得意になり、好きになり、楽しめば12年間出来るのです!

私は前々から大人の持つ勉強へのイメージが良くないと言っていますが、大人の持つ勉強へのイメージが「修行や苦行、マラソン」のイメージなのです。

私が持つ勉強へのイメージは「サーフィン」なのです!波が来たら一気に乗って、あとは流れに身を任せばいいのです。

それまでに「よい波に乗る準備」をしておくことだけなのです。

しかし多くの子供たちは勉強はしなければいけないだの、我慢してやるだの、将来のためだの・・・いろいろ言われて嫌なイメージ満載で「頑張りなさい!」と言われます・・・それは出来ません。

私は高校の時にサッカー部に所属して「下手なり」に社会人までやりました、楽しかったし夢中でやりました。

確かに上手ではなかったけども自分なりに「上手くなっている」と実感も感じていたし、大会で優勝もして仲間も出来たし喜び悲しみも共有しました。

しかしそのサッカーですら「適当」にやらされている子は「つらい」「やめたい」「嫌だ」というのです。

私はまず今頑張っている子に「君たちが正しい」と言ってあげたいし、今は出来る子ほど困っているという現実に目を向けるべきなのです。

私は今の進学塾の「偏差値教育」を全面否定しますし、勉強はやり方を間違えると馬鹿になると思っています。

だからこそ、出来る子ほど慎重にならねばならないと思っています。

そして今は出来ない子でも絶対出来る様になると知っています!

幸い当教室には「良いお手本」がたくさんいます!

当教室の成績優秀者のほとんどが「やらずにできる子」であり、がり勉はほとんどいません。

私も塾へ学生時代通いましたが「出来る子」はアホみたいに勉強している子で、マネしたいとかそうなりたいとは全く思いませんでした。

しかし当教室にいる成績優秀者達は「部活」でも活躍し、家庭学習はほとんどせず、「受験時期」に初めて本気を出すという、いわば「理想形」の生徒さんがほとんどです。

だから私は当教室の「環境」が最高だと自負しています。

学習塾の中には出来ない子が空気を乱している事が多々あり、その空気に書き込まれ出来る子が出来なくなっているという現実も見てきました。

人は甘い環境に行けばどんどん甘えてしまい、弱くなり能力が下がっていきます。

逆に緊張感の中では人は成長し、強く賢くなり、能力は次々と向上します。

居心地の良い環境で人が育つなら「家庭」に閉じ込める事が一番居心地が良いと思いますが、40代・50代のニートが家庭で数十年こもっていても全く成長しない事を見ても「人は居心地の良い環境では成長しない」という事は明らかだと思います。

ただし例外があります、それは「真の天才」と「精神的に自立している人」が例外的に居心地の良い環境で成長します。

塾や学校へちゃんと行く、宿題は丁寧にやる、大人には敬意を持って接する、これだけで勉強に困る事は無いのです。
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プロフィール

KAZ・FUJITA

Author:KAZ・FUJITA
学習教室を運営して約20年、教育の仕事に関わりすでに約30年。日本の教育は間違っていると感じ正しい教育とは何かを考え続けここまで来ました。私自身の経験から「社会で活躍出来る人間とは何か?賢いとはどう言うことか?世界の教育の今、何を求めているのか?そんな事を考え子供達の指導をしています。私の考えをココに書いておきます。私はウソは大嫌いです、何でも本音で書きますので気分を害される方は読まないで下さい。
尊敬する人物は「坂本龍馬」と「諸葛亮孔明」
座右の銘は「因果応報」
教師とは職業ではなく生き様である、が信条です。

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