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2022年は守り・静観の年、2023年は攻めと発信の一年になりそうです。

新年明けましておめでとうございます、今年もどうぞ宜しくお願い致します。

この時期新年と同時に受験生は追い込みの時期、私も新年を迎えすぐに受験の対策に奔走しています。

受験生をこの時期指導していると痛感する事があります。

それは教え込まれた子は伸びにくいと言う現実です。

世の中には色んな考え方と色んな正解があり、その子の状況によっても大きく違います。

しかし、私が1つ言い切れるのが中学受験をするなら、4~8月生まれの女子が有利だと言う現実は変わりません。

こういうことを言うと、少数派の例を出して「当てはまらない」という方が必ず居ますが、残念ながら4~8月生まれの女子は中学受験で成功する確率は高いのです。

特に小学校1・2年生の間は4月生まれと3月生まれではほぼ一年発育の差があり、理解力や能力そのものに差があって当然なのです。

しかし、必死に前倒し教育をしようと思えば発育が生後日数で届いていない子に無理させる事になり、結果教え込まないと出来ないという結果になります。

そして教え込みの生徒さんは本当に可哀想としか言い様がない状態になります。

そもそも前倒し教育をさせている親御さんに話しを聞くと、勉強で困らない様に・・・とか、苦手意識が付かないように・・・とおっしゃいますが、結局全てを教え込まないと出来ない状態にされ努力しても伸びないと言う状態になり一番苦労する結果となります。

前倒し教育の一番の誤解が、先取りする事は悪い事とは思いません、その子の能力に合わせた進度で先取りする事は当教室でも良くあります。

しかし、能力と発育がまだまだ追いついていないのに前倒し教育を実効すると、当然ですがお子さんはついていけず教え込みが必要となるのです。

そして教え込みこそが子供の能力を著しく低下させ、人生においても苦労の連続となるのです。

一昔前の俗に言われる「不良」はビジネスの世界で成功する事が多かった印象がありますが、その印象は当っていて根拠があるのです。

不良と呼ばれていた人達は「自分で答えを出す」という事をしていたのです。

親の意見、先生の意見に納得出来ず、人と違う生き方や考え方、価値観を見いだし実行する勇気もあったのです。

決して不良を推奨しませんが、答えを自分で見つけて実行すると言う能力は必要だと思います。

だからこそ法の外へ言ってしまう人も居たので、不良になる事は推奨しません。

しかし、今の子供達を見ていると与えられた答えを鵜呑みにして、1~10まで教えてもらい、失敗を恐れ、挑戦もしない。

その上能力そのものを鍛えていないので、察しとの見込みが悪い傾向が強く多くの中間管理職が新入社員に困っているという現状を作り出しています。

質の高い労働力が日本の武器だったのですが、その労働力を生み出していたのが「産業にあった教育」だったのです。

詳しく書くと「日本列島大改造計画」というものが実効され、各家庭に電気が引かれ、道路整備と全国に高速道路が引かれました。

その結果家電産業と自動車業界は急成長し、まさに「作れば売れる」というものつくり黄金期を日本は迎えました。

その時は「上の指示に従う人間」こそ優秀な人間で、正確に指示を実行出来る人、それも正確に早く出来ると言う能力が求められました。

そしてそれは末端社員と言うれる人間まで徹底され、世界的に見ると末端労働者である人々が「高い教育」を受けていると言う事に脅威を感じ「ジャパンクオリティー」がブランド化されたのです。

しかし、今は違います・・・家電産業も韓国や中国に押され、車産業も電気自動車の流れの中TOYOTAも大苦戦が予想されています。

簡単に言うと異本経済が大きく変化しているし、世界経済は激変したのです。

世界の教育も大きく変化していて、STEAM教育や探求型学習に大きくシフトして「知識」や「学力」に大きく興味を失っているのが現状です。

しかし、日本だけが従来の受験システムと学歴社会を崇拝し、教え込みが正解だと明らかに間違った意見が平気で世の中を席巻しています。

そこに評論家とか専門家とか名乗る「拡声器」が前倒し教育を育児世代が読む「雑誌」「週刊誌」に「インタビュー」「取材」と称した広告を垂れ流し、その偽りの情報を広告として利用する塾業界がこの前倒し教育という商法を生み出したのです。

そもそもテストの為の勉強をすると言う事自体が教育の本来の目的から離れているのです。

中学受験においては、元々学校では習わない特殊な問題を「初見」でどこまで出来るのか?を試す事が目的だったのですが、塾が事前に解説をして教え込む事で思考力やひらめきの少ない子でも突破出来る方法を作ったのです。

その結果創意工夫出来る本来の賢い子が受験で苦労し、幼少期からガリガリ勉強をさせた子がそこそこの大学へ入学出来る「利権」を塾側が生み出し、その商法で少子化の今も利益を出しているのが現状です。

そして塾が生み出した利権の代償が使えない新社会人の大量発生なのです。

私は勉強も野球も習い事も全部同じで「必死に教えないとついていけない」なら「向いていない」と思うので、違う路を考えた方が良いと思います。

必死に教えないとダメな子は可哀想なのか?そんな事はありません!

多くの凄腕職人は必死に教えないとダメな子が多いのです!

本来勉強が出来る子とは「要領が良く」「察しが良い」言わばバランスの取れたビジネスマンを束にして、会社を経営するのですが、職人肌の人はサラリーマンには向きません・・・

しかし多くの親御さんが良い学校へはいり、良い会社へと望みますがせっかく良い会社に入っても向いていなければ辛いだけです。

それよりも自分の能力や特性を活かし、日本の伝統技術を継承した職人さんに成った方が実は幸せで安定したりしているのです。

良い学校へはいり、良い会社へ入る事が正解という「答え」を鵜呑みにして、自分で考える事なく歩む人生は本当に「正解」なのでしょうか?

私は中学受験に失敗し、公立中学へ進学しましたが私立の進学校へ進学しました。

その後一年で退学になり、定時制高校へ進学し大学へ進学しました。

全てが無駄ではなかったし、自分の中では「正解」だったと思っています。

普通に人間が経験出来ない事もたくさん経験出来ましたし、勉強が出来る立場と全く理解出来ない立場と両方を学生時代に経験出来た事は塾講師として「財産」になっています。

母は私に教え込み教育を実践使用としましたが、失敗しました。

しかし、その教え込み教育のおかげで「中学受験独特のテクニック」を習得し、今それを活かし商売を出来ています。

私が中学受験のテクニックで商売できているのは、中学受験失敗の後自分で答えを見つけ実行する勇気を持てたからだと思います。

つまりどの選択が正解ではなく、歩んだ道を精一杯進む事が重要だと思います。

ただ、教え込み教育の路をゾンビのように止まることもなく突き進むこともなく、だらだらと前進を続ける生徒さんを見ると悲しくなります。

勉強はやらされても身に付きますが、面白くはありません。

私は中学受験や、高校受験をしたときの方が学力は高かったのですが、大学受験の方が勉強自体は楽しかったと思います。

それは自分で進んでやった初めての勉強だったからだと思います。

教え込みで出来る様にしても、いつまでも教え込まないと出来ないし、本人も教えてもらわないと出来ないと言う可哀想なクセが付いてしまします。

少々良い大学へ入学しても、教えないと出来ない子は苦労する事間違いなしですし、教えないと出来ない子は人生を激変できる様な大学へは入学出来ません。

A YUMMY STUDY 伸学土台教室は今年もなお一層「教え込み」と「無理な前倒し教育」と真っ向から戦い、思考力と人間性で偏差値社会を勝ちきる生徒さんを量産します!

その確信と技術をこの教室は持っています。

2022年は「我慢」「静観」の一年でしたが、2023年は「攻め」と「発信」の一年にしたいと思っています。

ウソ偽りであろうとも、答えを鵜呑みにする大人に振り回された2022年を反省し、2023年は皆さんに「考える事」を生徒さんにも大人にも出会った人全てに提案する一年にしていきます。

本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
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プロフィール

KAZ・FUJITA

Author:KAZ・FUJITA
学習教室を運営して約20年、教育の仕事に関わりすでに約30年。日本の教育は間違っていると感じ正しい教育とは何かを考え続けここまで来ました。私自身の経験から「社会で活躍出来る人間とは何か?賢いとはどう言うことか?世界の教育の今、何を求めているのか?そんな事を考え子供達の指導をしています。私の考えをココに書いておきます。私はウソは大嫌いです、何でも本音で書きますので気分を害される方は読まないで下さい。
尊敬する人物は「坂本龍馬」と「諸葛亮孔明」
座右の銘は「因果応報」
教師とは職業ではなく生き様である、が信条です。

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