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夏休みの夏期講習・・・毎年思う事

今年の夏期講習ももうすぐ終り、今年も無事に大きな事故やトラブルも無く終えられそうで安心しています。

小学生の夏休みの宿題を見ていて毎年思うのですが、とにかくやり方が悪いと驚かされます。

最悪なのが、とにかく早く終わらせる事を優先させているご家庭です。

もちろん学力が高く、夏休みの宿題など今更退屈の極みだと言う生徒さんはさっさと終わらせて良いと思います。

しかし、学力にそんなに余裕の無い生徒さんなのに、すぐに終わらせたと言う生徒さんが多い事に驚かされます。

そして内容を確認してみると、適当に答えを書いて間違えた所に赤で答えを写して終り・・・漢字に至っては「辞書で調べた!」と自信満々に言うのですが、答えを写す行為と何が違うのかさっぱり分かりません。

もう一回言うのでちゃんと聞いて下さい!短期間に多くの量をこなすと「問題を読まない」「適当に解答する」「しょうも無いミスをする」という悪いクセを付けるのです。

夏休みの宿題を問題も読まずにやっつけで終わらせ、その上に新たな教材としてテキストを買ってくるのですがこのテキストがまた最悪な物を買ってくるのです。

勉強が苦手や嫌いと言い出す方向へガンガン導いている保護者の方がほとんどで驚きました。

夏休みはたっぷり時間があるので、時間をかけて考えて宿題をするだけで学力だけで無く「学習能力」が向上するのです。

そして丸付けの方法一つで子供達は「考えざるを得ない」状況が作れるのですが、考えなくてもすむ丸付けをしているご家庭がほとんどです。

そして、夏休みの宿題が終わったからと言って購入する教材ですが、本当に何故あえてそれを選んだのか聞きたくなる教材がほとんどでした。

夏休みの宿題で計画性を育てるという発想が何故出てこないのか?本当に疑問です。

一日に決まった量をこなし、間違った所は理解出来るまでやり直す。

それが一番大切です。
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プロフィール

KAZ・FUJITA

Author:KAZ・FUJITA
学習教室を運営して約20年、教育の仕事に関わりすでに約30年。日本の教育は間違っていると感じ正しい教育とは何かを考え続けここまで来ました。私自身の経験から「社会で活躍出来る人間とは何か?賢いとはどう言うことか?世界の教育の今、何を求めているのか?そんな事を考え子供達の指導をしています。私の考えをココに書いておきます。私はウソは大嫌いです、何でも本音で書きますので気分を害される方は読まないで下さい。
尊敬する人物は「坂本龍馬」と「諸葛亮孔明」
座右の銘は「因果応報」
教師とは職業ではなく生き様である、が信条です。

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