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前倒し教育の恐怖・・・・

少子化が問題となり、日本国内の学力低下や子供達の思考力の低下が提唱されている中相変わらず塾や学習教室へ対する関心は高く、幼少期から有名学習教室に通う子は後を絶ちません。

決して悪い事ではないと思いますが、早くから学習教室に通う事のマイナス面を皆さんはご存じですか?

一番大きなマイナス面は「問題を読まなくなる」という物です。

プリントを使ったパターン演習は「作業を早くこなす訓練」でしかありません。

私も算数を指導しているので「計算は早く出来るようになりなさい」と指導はしていますが、それは時期によります。

1・2年生のうちに計算が早くなると、問題を読まずとも答えを当てる能力を手に入れる事になります。

その結果、式が立てられない生徒さんが出来上がり4年生くらいから急に「判らない」と言い出します。

それは今まで答えを当てていただけで元々「判っていない」状態だったのです。

この現象は算数を専門に指導している先生はすぐに見抜けますが、普通の先生ではなかなか難しいと思います。

特にパート感覚で学習教室を運営している方や個別指導にいる大学生には見抜くことは困難と言わざるを得ません。

そして得意だった物が苦手に変わったと時の子供のショックは大きく「算数は苦手・嫌い」と決めつけてしまう事がほとんどです。

思考力をちゃんと別で鍛えている子供さんは「パターン演習」は非情に有効ですが、それだけではマイナス面の方が大きいと思います。

次に怖いのは「勉強に対して興味を失いやすい」と言うことです。

小学校に入学すると子供達は勉強に対して興味津々です!

授業という物に憧れを持ち、宿題を出される事も嬉しかったりします。

その新鮮なわくわくをぶち壊すのが「前倒し教育」です。

1・2年生の時はそんなに学ぶ事はありません、だからこそ時間をかけゆっくり理解し勉強を味わう時間なのです。

それをパターン演習で次々と教えていけば、簡単に答えを当てる子が出来上がります。

その事を知った上で有名学習教室に通っているご家庭の子は大きく学力を伸ばして行きますが「お任せ」感覚で通わせているご家庭は気付いた時は「時すでに遅し」になるケースがほとんどです。

何より学校で習う事は「すでに知っている」と思う事がとても危険で、学校の授業をちゃんと聞かない子になります。

その結果、理科・社会など学習教室で習っていない教科が悲惨な結果になる事も特徴と言えると思います。

あまり勉強していないのに、あの子はいつも成績が良いと言われる子に全員共通している特徴は「授業中にしっかり学んでいる」と言うことです。

この一番の特徴をつぶしてしまう可能性がある事も知っておいてください。

家や塾でいくら勉強時間を重ねても、たかが知れています。

学校では月~金で毎日小学校でも最低4時間以上勉強させてくれるのです。

その時間を無駄にする勉強を私は推進する気には成れません。

この世に存在する全ての物は「利点・欠点、」両方持っています。

百害あって一利なし、そんなものはあると思いますが、百利あっって一害なし、そんな物はありません。

必ずデメリットは存在するのです。

私は学習教室を運営して来て、早くから学習教室に通ったからこそ勉強が判らなくなった生徒さんを多く見てきました。

皆さんも十分に注意してください。

この早期前倒し教育の弊害については8月に行われる「みんなのサマセミ」で解説予定です。

ご興味お持ちの方は是非来てみてください。
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Author:KAZ
学習教室を10年以上運営し、解った事と訴えたい事を遠慮なく書かせていただきます。あくまで私見ですので、気分を害される方は見ない事をお勧めします。

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