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私がテレビで見た元PL学園の4番バッターの話・・・挫折の重要性

今の教育で私が最も危惧する事は「失敗をさせない教育」が良しとされている事です。

勉強においては特にそうですが、前倒し教育で先に習う事で勉強を人よりも出来る状態にしておこうという発想が良くないのです。

野球もサッカーも「専門の塾」があり、そこに通いながらクラブチームでプレーする選手が増えている事にも大きな危機感を覚えます。

英語においてもまさにその現象があり、「英検を何歳で、何級を取るか?」に終始して子供が英語を楽しむ事を全く気にしていないご家庭が多い事も非情に気になります。

当教室では子供達が英語を楽しむ事を温かく見守ってくれる保護者の方が多いので、私は感心と尊敬の念が止みません。

人よりも有利に物事を進める事よりも、そのものを楽しむ事を優先してほしいのです。

勉強であれ、野球であれ、サッカーであれ、ダンスであれ、演劇であれ・・・何でも、そのものを楽しんでいる人は必ず一流を目指します。

人よりも優れている事を楽しんでいる人も、そのものを楽しんでいる人もいつか「凄い人」や「別世界」に出会います。

その時にどう感じるかで人生は大きく変わります。

勉強やスポーツ、趣味そのものを楽しんでいる人は「楽しい」から続けているので「さらなる大きな目標」を見つけて、より強くのめり込んでいきます。

逆に人よりも優れている事を楽しんでいる人は「負けた」という敗北感と、自分より先行している人を見たことへの劣等感から「違うもの」へと興味が移っていく傾向にあります。

私がTVで見た「元PLの4番」がまさにそうでした。

その人は現中日の松阪大輔と同世代で、松阪もPLで4番を打っていた彼も「プロ注目」の選手として周囲からは「化け物」といわれていました。

しかし、夏の甲子園で「PL対横浜高校」の試合で松阪大輔とPLの元4番は歴史に残る好ゲームをします。

試合は延長17回までもつれ、横浜高校が勝ち、そのままの勢いで決勝に進んだ横浜高校松阪大輔は夏の甲子園でノーヒットノーランを達成し「怪物」になりました。

その松阪の活躍が活躍する舞台で元PLの4番は8打数ノーヒットに抑えられ、すっかり自信を失ったそうです。

その後大学に進学しても、彼の自信は戻ること無く大学では全く試合にも出してもらえずそのまま野球は引退。

現在はスポーツ関連の会社でサラリーマンをしているそうです。

その人は松阪との甲子園から野球を楽しむ事が出来ず、自分の子供が野球を始めるまでの数十年間野球を見る事もしなかったそうです。

当時PLの4番と言えば、日本の高校や球界の頂点に居ると言っても過言では無い状態でした。

彼も相当凄い選手だった事は間違いありません。

しかし、松阪大輔という「怪物」にたった一度負けた事で「挫折」を経験し、そのまま選手としては立ち直れなかったのです。

私は彼が「野球が好きだった」のか「人よりも上手く出来る事が好き」だったのか判らないと思いました。

何故彼はもっと早くに挫折を経験出来なかったのか?

もっと意図的に挫折を経験させる事は出来なかったのか?

そんな事を考えさせられる番組でした。

私は東大卒のフリーターやニートと呼ばれる人は同じ状態では無いのかと考えています。

人よりも出来るから勉強を頑張ってきた人は就職活動や大学生活で味わった「挫折」に耐えきれなかったのでは無いかと思います。

人よりも出来る事を重んじている限り負けは挫折を意味し、そのものを楽しんでいる人はさらなる目標を得るだけなのです。

本当に人よりも早く色んな事を教えてもらう事や、周りよりも優秀な指導者に指導してもらう事が重要だと思いますか?

昔、息子の野球チームで野球塾に通う事が流行始めたときにいただいたアドバイスが今も忘れられません。

そのチームのレギュラーメンバー9人の内、6人が野球塾に通って居ました。

我が家を含めて、野球塾に通っていないのは3人・・・しかも我が家以外の2人はお父さんが野球経験者でした。

私はさすがに不安になり、大学まで野球を続けた後輩に相談すると明確な答えが返ってきました。

彼曰く小学校の時に塾に行かなければ活躍出来ない選手が高校野球で何しますの?」でした。

小学生や中学生の勉強くらいで「コツ」を必要とする事がどういうことなのか?

一度ちゃんと考えていただきたいと思います
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