教育で最も大事な事、それは人間性だと私は思います

学習塾で仕事をしていると、教育熱心な保護者の方によく会います。
皆さん一生懸命お子さんのことを考え、教育について考え学び実戦されています。
その姿にもいつも感心させられます。

しかし、勉強という分野や野球やサッカー等のスポーツに特化して教育されているご家庭が昔に比べて増えているように思います。
特に野球に関しては、息子がやっていた事もあり内情をよく知っているつもりです。
小学一年生からチームに所属している子も珍しく無くなって来ています・・・
我々の時代は野球チームに所属するのは、早くても4年生中学から始める子も珍しくありませんでした。

塾に関しても同じ事が言えると思います。
私自身は中学受験をしたこともあり、早くから公文に通い小学校4年生になった頃には電車で30分かけて進学塾に通っておりました。
しかし、クラスには塾に通っていない小学生がほとんどでしたし、勉強は困らない程度に出来れば良いと社会全体が考えているように思います。
最近では学習教室に通っているのが当たり前、勉強が出来ないと就職が出来ずのたれ死ぬと子供を脅す親まで居る有様です。

勉強もスポーツも何故そんなに一生懸命早い内からさせるのでしょうか?
野球に関しては早くからやらないと「出遅れる」みたいな感覚があるのでしょう、よく聞く都市伝説です。
実際、早くから野球を始めている子が本当に高校野球で活躍しプロへの扉を開くのでしょうか?
偏差値の高い国公立大学や有名私大へ進学している生徒さんは本当に早くから進学塾に通い、勉強を一生懸命していたのでしょうか?
まず結論から言えば、都市伝説である事は間違いありません!

まず野球に関して言えば、高校から野球を始めてプロになった人もたくさん居る事はご存じですか?
東京大学に通う生徒の8割近くの人が「勉強しろ」と言われた経験が無いことをご存じですか?
この話をすると「特別な才能のある人の話でしょ?」と言われます、当然です!
プロ野球選手になる、高校野球で活躍する、東京大学に合格する、有名私立に合格する、これらの行為に特別な才能が必要ないと思いますか?
そもそも特別な才能を持つ人達が目指す場所である事が大前提なのです。

しかし、特別な才能を持たずとも東京大学へ、プロ野球の世界へ行く人が居ることも事実です。
ここが問題なのです。
特別な性能を持たずして、東京大学・プロ野球に世界へ行く人は「人よりも早く努力を始めた人」なのでしょうか?
答えは絶対に「NO!」です。
早く努力を始めたり、人よりも多くの練習量や勉強量をこなした人間ではありません。
彼ら特別な才能を持たずとも「一流の結果」を出す人間の共通点をご存じですか?
それは「人間性が素晴らしい」という事です。
簡単な言葉で言えば「性格が良い」とか「礼儀作法が出来ている」とか「人にかわいがられる」とかそういう人なのです。

私が教育において最も大切だと考えるのは「人間性」です。
いくら勉強が出来ても「性格が悪い」とか「言葉遣いが出来ていない」とか「すぐにすねる」とか「素直では無い」ではなかなかどんな世界でも結果は出にくいのです。
もちろん「人間性」に問題を抱えても結果を出す人は居ます。
それこそ「一握りの天才」だと私は思います!

お子さんに特殊な才能を見いだせたなら、その道をまっすぐに進んで行けば良いと思います。
例えば、野球に特殊な才能を見いだせたならプロ野球選手になれば勉強なんて必要ありません!
大学教授やノーベル賞を狙える才能を持っているなら「人間性」を無視して勉強に没頭すれば良いと思います。
しかし、もしそうでは無いなら「バランス」を無視した教育は本当に正解なのでしょうか?
勉強よりも野球で守るポジションや打順、サッカーで取った得点よりも「性格」を見直して見ませんか?

私たちの学習教室では小中学生を指導しています。
彼らの人生はこれから長い人生を送ります。
人生は始まったばかりです・・・なのにすでにバランスを崩して、何かに特化した教育をしている事が凄く気になります。
宿題や予習・復習、素振りやランニングにはあれほどうるさく口を出すのに、挨拶・礼儀・姿勢に関しては何も言わないのはおかしくないでしょうか?
トレーニングや勉強よりも、人間性を見つめて見ませんか?

良い人生には必ず良い出会いがあります。
その出会いを活かすか殺すかはその人の「人間性」だと私は思います。
良い師に出会ったとしても、その人がその子を鍛えてくれるとは限りません。
私が知る限り、どの世界でも一流になっている人は良い出会いがあり、チャンスをつかんでいます。

野球界で例えるなら、巨人軍の坂本勇人選手とニューヨークヤンキースの田中将大選手が分かりやすいと思います。
息子が最初に所属した野球チームには小学校時代に彼らを指導した指導者とラッキーな事に田中将大選手のお父さんがコーチとして在籍しておられました。
話を聞くと、坂本勇人選手は誰から見てもプロ野球選手になるだろうと思う素晴らしい才能の持ち主だったと皆さん口をそろえて言いますが、田中選手に関してはあまり才能を感じなかったと皆さん言います。
そして坂本選手の人間性に関しては賛否両論である事は全員共通している意見でした、特に同じチームでプレイした選手がたまたま職場の後輩に居たので詳しく聞くことが出来ました。
ただ田中選手の人間性に関しては、非の打ち所の無い素晴らしい人間性である事は全員共通の意見でした。
田中選手の野球人生は多くの素晴らしい指導者に導かれた事は簡単に想像出来ました。

坂本選手の才能が上で田中選手が下、人間性においては坂本選手が下で田中選手が上という話ではありません。
坂本選手はその豊かな才能を伸び伸びと野球界で発揮し、今は実力・人間性共に一流の選手になり、田中選手はその素晴らしい人間性から多くの指導者に導かれ実力・人間性共に一流になったという話なのです。
どちらの道も正解であり、両選手とも素晴らしい選手なのです。
ただ私が言いたいことは、坂本選手は豊かな才能を持つが故に学生時代は少しやんちゃであったが問題は無かったという事。
田中選手はその人間性で良い師との出会いを力に変えていったという話なのです。

多少人よりも勉強が出来るとか、多少人よりもスポーツが上手い事よりも「誰からも愛される人間性」を身につける方が「凡人」には重要だと思うと言う話なのです。
勉強も極端に出来る人は「ちょっとおかしい人」だと私も思っています。
でもそれで良いのです!特殊な才能を持っている訳ですから。
しかし、特殊な才能の無い人がほとんどだと私は思います。
その人達は周りの人に助けられ、良い師に出会い才能を開花させる方が良いと考えています。

少し人よりも計算が早いとか、人よりも漢字が書けるとか、先に勉強を進めているとか、そんな事よりも「人に迷惑をかけない」とか「元気よく挨拶が出来る」とか「ありがとう・ごめんなさい」が素直に言えるとかそんな事の方が重要だと私は思います。
多くの人に人生を導いていただける、助けてもらえる、気持ちよく指導してもらえる、そんな生徒さんをたくさん社会へ送り出したいと思います。
子供にはどんな才能が眠っていて、いつ開花するか、そして誰が開花させてくれるかは分かりません!
だから誰からも愛される人間に育てる事が唯一正しい教育であると私は思い実戦しています。

前にも書きましたが、誰もが伸びる塾などありません!
誰もが上達するチームもコーチも居ません!
どこに居ても結果を出せる人間がいるだけなのです。
この事は間違いありません。
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