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手出し・口出し・・・判ります!でもダメなんです~

昨日は第一回親子で参加週末学習倶楽部を開催しました。

我々が普段塾の生徒さん達を指導している中で常に気を付けている間違いについて説明させていただき、皆様に知っていただきました。
ちゃんと話を聞いて下さる保護者の皆様・・・皆さん当たり前かもしれませんが、子育てに一生懸命だと再認識いたしました。
その中でやはり一番話題になったのは手出し・口出しの問題です。

お子さんが困っている姿を見るとつい手助けしてしまう・・・我が子が躊躇している姿を見るとつい口出ししてしまう。
私も我が子には同じことをしてしまいます・・・でもダメなのです。

お子さんが困る事もこれまた経験なのです。
目の届く範囲で放置して、本当にしてはいけない失敗だけは防いであげる。
これを低学年のうちにしておかないと一番困るのは生徒さん自身なのです。

教育の真の目的は自立である!
私はこう思い、常にお子さんに自立の為にどう声をかければよいか?どう指導すればよいか?奥さんと話をしています。
教育の一環であるはずの勉強をどのような基準で判断するか?これがとても大切だと思っています。
誰かと比べたり、人よりも出来ない事を嘆く必要がどこかにあるのでしょうか?

一人で学校で学んだことを理解し、その理解を元に宿題をこなし授業やテストでその知識を応用してゆく。
判らなければ先生に聞く、教科書で調べる、時には辞書やインターネットを利用する。
そうする事を学習と呼びますが、「お母さんココわからへん~」と言ってろくに考えもせず、親に答えを教えてもらう事を学習とは呼びません。

勉強は自分で考え、判らない問題に挑戦し、理解しようと苦しむ事に意味があったりします。
しかし、今「判らない」は魔法の言葉で一言「判らない」とつぶやけば、塾の先生も担任の先生も両親もみんな答えを当てるまでヒントをくれたり、時にはズバっと答えをくれたりします・・・それって何か役に立ちますか?

一番判ってほしい事は人間は楽を覚えるとあえてしんどい事はしない動物だと言う事です。
人間は便利という言葉の元、いかに楽をするかを考え進化してきたと言っても過言ではありません。
つまり「楽な事」は良い事であり、それは便利なのです!

しかし便利は人を退化させます・・・これは数十年前からすっと言われている事です。
お子さんの便利な辞書やお助けマシーンになってませんか?
子供のうちは便利と戦わなければいけないのです!
私も含め親は全員子供にとって便利なドラえもんになってしまいます。

皆さんもご存じかもしれませんが、のび太君を最もダメにしているはドラえもんだと思いませんか?
困るとすぐに未来の道具を出して、注意点をちゃんと伝えず使用させ大失態を演じる・・・それを繰り返しているだけの漫画です。
私も好きですし、面白い漫画ですが教育関係者としてもしドラえもんが発売されるなら子供に持たせないで!と訴えます。
一回くらい自分でなんとかせい!と言って、部活の顧問昭和Verでも出してあげればいいのに・・・といつも思います。

私も気が付けば息子や娘のドラえもんになってます・・・反省しますが、又やってしまいます。
お子さんが困っている・・・目の前の事態を自力で乗り切れば二度と困らないのです。
しかし、手出し口出しするので同じ事態で窮地に立たされます。

お子さんがご両親との繋がりを一番大切にしている時期に自立をさせて下さい。
手出し・口出し・・・本当に今必要か?考えてみて下さい。
私も今日からまたドラえもんにならないよう心がけます。
体系はドラえもんそのものですが・・・
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プロフィール

KAZ・FUJITA

Author:KAZ・FUJITA
学習教室を運営して約20年、教育の仕事に関わりすでに約30年。日本の教育は間違っていると感じ正しい教育とは何かを考え続けここまで来ました。私自身の経験から「社会で活躍出来る人間とは何か?賢いとはどう言うことか?世界の教育の今、何を求めているのか?そんな事を考え子供達の指導をしています。私の考えをココに書いておきます。私はウソは大嫌いです、何でも本音で書きますので気分を害される方は読まないで下さい。
尊敬する人物は「坂本龍馬」と「諸葛亮孔明」
座右の銘は「因果応報」
教師とは職業ではなく生き様である、が信条です。

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