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良い教室・悪い教室・美味しい料理・不味い料理・・・合うか?合わないか?だけです

前々から私は訴えていますが、世の中に良い塾も悪い塾もないのです、合っているか?合っていないか?だけの事なのです。

私は高校時代に中華料理店で料理人の修行をした事がありますが、その時にオーナーシェフに教えていただいた事も同じで「不味い料理など存在しない、舌の悪い料理人がいるだけだ」と教えていただきました。

つまり、不味いと感じるその料理も作った料理人にとっては美味しい料理であり、決して不味い料理を作っている訳ではないと言う事だそうです。

だから私がオーナーシェフに教えていただいた事は唯一つ「美味しいものをたくさん食べなさい」でした。

実は塾も同じで「コレが良い教育だ」と経営者は本気で思っている事が多いのです。

今流行の「甘い教育」もそれが本当に良いと思っている経営者もいますし、甘い教育こそが最新の教育だと思っている保護者の方もいますので「正解・間違い」「良い・悪い」は私は無いと思っています。

ただ、恐ろしいのは何教室も展開するフランチャイズは別です・・・恐ろしい事に「商売の為に割り切ってやっている」というオーナーが多く、広告費と知名度だけで生徒を集めている教室も多いので要注意です。

当教室は当たり前の事を当たり前にさせると言う事をやっている教室で、厳しいと感じる方も少なく無いと思いますが私は当たり前の事だと感じていますし、私塾なので教育方針は自由だと思っています。

当教室のもう一つの特徴として「本学教育」というものあり、その一つが今行っている「素読」と「歴史教育」なのです。

前回も書きましたように今は「面談ウィーク」で、保護者の方とお話させていただく事が多いのですが、勉強面での一番の悩みは「もっと出来るのに手を抜いている」「出来てないのにやろうとしない」というお悩みが90%です。

この悩みを解決する一番の方法が「本学教育」なのです。

自分はどう生きるべきなのか?人として正しい事は何なのか?自分の命をそう使うべきなのか?と言った事です。

これは歴史教育と偉人の生き方を学ぶ事で身に付くのです。

簡単に言うと「本学」を学ぶと自然な形で「目標」や「夢」を持ち、その上で末学である「勉強」をする必要性を感じるのです。

私は今後の教育は「探求型学習」「本学教育」「STEAM教育」が主流になると思いますが、偏差値教育が無くなることは無いと思います。

何故なら、入試が無くなることは無く、「探求型学習」「本学教育」「STEAM教育」の力を測る方法が分かられないと思います。

何故なら指導者側にこれらの教育を理解・実行・学んで来た人が居ないからです。

しかし実社会を生き抜くためには「本学教育」「探求型学習」「STEAM教育」が必要不可欠だと私は思います。

そのために昔から「素読」を取り入れておりますし、今年から「歴史教育」を始めました。

数学・算数は最初から「探求型学習」で行っておりますし、「知育系教材」でSTEAM教育も手探りで進めております。

従来型の偏差値教育を塾として行えば、合格実績も上がり、保護者の方の満足度も上がると思います、しかしそれでは子供達が犠牲になります。

今の偏差値教育にどっぷり浸かって、実社会で苦しむ新社会人を散々皆さん見てきたはずなのです。

しかし、とりあえず受験だけは・・・まず高校だけは・・・目の前の定期試験だけは・・・と、今とお子さんの感情しか見えていません。

教育とは10年後20年後を考えて行うものであり、国の事を思えば100年後、200年後の事を考え教育は行われるべきなのです。

今だけ、目先の事だけ、自分だけ・・・そんな考えは教育に持ち込んではいけないのです。

ちゃんと学生らしく、本学も学び、自分で考え、色々と経験しその上で偏差値教育くらいは出来る様にならないと、今は生き抜けないのです。

勉強だけとりあえず出来れば・・・みたいな妥協の判断は間違っていますし、勉強は絶対その子の役に立ちます!

私はその理由も明確に説明出来ます。

まずは思考力・人間性・精神力なのです、そのために「本学」「探求型学習」「STEAM教育」が今子供達に必要なのです。
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学校教育が期待できない以上、自己防衛しかない!

今は面談ウィークで多くの父兄の方とお話させていただく機会をいただき、本当に勉強になります。

特に受験生の保護者の方とお話しさせていただくと、保護者の方がいかに真剣に考えているか?を肌で感じられて、指導に気合も入ります。

ただ、多くの父兄の方とお話させていただき、悲しくなるのは学校の現状です・・・

生徒さんを成長させようという意図や意思を感じず「事なかれ主義」全開の発言と指導を目の当たりにして、悲しくなります。

もちろん学校の先生にも生活があり、立場があり、我々が生徒のころとは状況も違いやりにくくなっている事も事実だと思いますが、やはり生徒さんを強く賢く成長させるという大筋から外れない指導を期待してしまします。

とはいえ、今は厳しい指導は「虐待」と呼ばれ、叱責は「パワハラ」と指摘され、問題を起こせばすぐに教師側が責任を取る・・・そういった学校システム自体を改善しないとなかなか難しいとは思います。

私は今の教育業界の考え方や学校の指導の方針を見ていると「生徒に甘い教育をする指導者は生徒を馬鹿にしている」と思ってしまいます。

出来ない、わからない、可哀そう、無理させない・・・そんな事を言うのは、その子が出来ないと思い込んでいるからであり、出来ると思えばこそ、どうしたら出来るだろうか?と考える事へとつながります。

しかし、出来ない子は出来ない!学習障害・発達障害・特性・家庭環境・性格・メンタル・・・こんな事をすべて言い訳にしていて教育が出来るわけがないのです!

私は出来ない生徒さんを見たことがありません!やらない生徒さんがいるだけで、出来ない生徒さんなんで本当に一人もいなかったと思います。

しかし、多くの生徒さんは出来ないと思い込み、決めつけられ、努力と挑戦を忘れ流され本当に出来ない子になっていくのです。

私はそれは許せない!なぜか?答えは簡単です。

皆さんが最も勘違いしているのは困っているのは「出来ない子」ではなく、「出来る子」なんです。

宿題しない、授業聞かない、努力しない、好き嫌いを平然と言う、教師に文句は言うが自分はしない・・・それが許される社会で頑張る事は相当に難しいのです。

当教室ははっきり言いますが、やらない生徒さんを許さないのは「出来る子」もっと言うなら将来有望な子の「邪魔」になってほしくないからなのです。

もちろん小学生の時は4月生まれと3月生まれでは、同じ学年でありながら、ほぼ一年の差がありそれは子供にとっては大きな差ではあるのですが、そんなレベルではない「やっていない生徒」がほとんどなのです。

例えば、問題を読んでいない、宿題に解答はしているが考えていない、「はい!」と返事はするが聞いていない・・・そんなレベルの生徒さんがいるのです。

恐ろしい事に気が向かないので宿題していないという生徒さんも普通にいますし、行きたくないから午前は学校へ行かない・・・そんな生徒さんもいるのです。

誰だって学校は面倒臭いと感じる事があり、宿題をやりたくないと思う事があるのです。

しかし、それを我慢してやることも学生時代には私は必要だと考えています。

そして自分を律しコントロールし嫌な時も最低限やる事はやるそんな生徒さんが当教室には多くいます。

その生徒さんの心の踏ん張りを踏みにじるような「やりたくないだの」「メンドクサイ」だの「気分が向かない」だの、その意見を聞いていると出来る生徒さんの邪魔になるのです。

だから、私は出来る生徒さんには「要領」を教え、出来ない生徒さんには「努力」を教えるのです。

どんなくだらない事でもやれば楽しくなり、夢中にもなれるのです。

しかしどれだけ楽しい事でも「適当」だったり「いい加減」だったり「好き嫌い」を持ち込むとつまらないものになるのです。

勉強は小学校6年間、中学校3年間、高校3年間と12年間もしなければなりません・・・だからこそいやいややってもダメなのです。

得意になり、好きになり、楽しめば12年間出来るのです!

私は前々から大人の持つ勉強へのイメージが良くないと言っていますが、大人の持つ勉強へのイメージが「修行や苦行、マラソン」のイメージなのです。

私が持つ勉強へのイメージは「サーフィン」なのです!波が来たら一気に乗って、あとは流れに身を任せばいいのです。

それまでに「よい波に乗る準備」をしておくことだけなのです。

しかし多くの子供たちは勉強はしなければいけないだの、我慢してやるだの、将来のためだの・・・いろいろ言われて嫌なイメージ満載で「頑張りなさい!」と言われます・・・それは出来ません。

私は高校の時にサッカー部に所属して「下手なり」に社会人までやりました、楽しかったし夢中でやりました。

確かに上手ではなかったけども自分なりに「上手くなっている」と実感も感じていたし、大会で優勝もして仲間も出来たし喜び悲しみも共有しました。

しかしそのサッカーですら「適当」にやらされている子は「つらい」「やめたい」「嫌だ」というのです。

私はまず今頑張っている子に「君たちが正しい」と言ってあげたいし、今は出来る子ほど困っているという現実に目を向けるべきなのです。

私は今の進学塾の「偏差値教育」を全面否定しますし、勉強はやり方を間違えると馬鹿になると思っています。

だからこそ、出来る子ほど慎重にならねばならないと思っています。

そして今は出来ない子でも絶対出来る様になると知っています!

幸い当教室には「良いお手本」がたくさんいます!

当教室の成績優秀者のほとんどが「やらずにできる子」であり、がり勉はほとんどいません。

私も塾へ学生時代通いましたが「出来る子」はアホみたいに勉強している子で、マネしたいとかそうなりたいとは全く思いませんでした。

しかし当教室にいる成績優秀者達は「部活」でも活躍し、家庭学習はほとんどせず、「受験時期」に初めて本気を出すという、いわば「理想形」の生徒さんがほとんどです。

だから私は当教室の「環境」が最高だと自負しています。

学習塾の中には出来ない子が空気を乱している事が多々あり、その空気に書き込まれ出来る子が出来なくなっているという現実も見てきました。

人は甘い環境に行けばどんどん甘えてしまい、弱くなり能力が下がっていきます。

逆に緊張感の中では人は成長し、強く賢くなり、能力は次々と向上します。

居心地の良い環境で人が育つなら「家庭」に閉じ込める事が一番居心地が良いと思いますが、40代・50代のニートが家庭で数十年こもっていても全く成長しない事を見ても「人は居心地の良い環境では成長しない」という事は明らかだと思います。

ただし例外があります、それは「真の天才」と「精神的に自立している人」が例外的に居心地の良い環境で成長します。

塾や学校へちゃんと行く、宿題は丁寧にやる、大人には敬意を持って接する、これだけで勉強に困る事は無いのです。

将来の目標を持て、夢を持てというが何も教えていない

今は相変わらずの面談ウィーク・・・特に受験生の保護者の方と志望校や今後の受験スケジュールについてお話をさせていただく時期です。

その中で毎回皆さんにお話しする事ですが「子供が行きたい高校がない」というご意見をほとんどの方から聞きますが、行きたい高校がある中学生はほとんどいません。

何故ならどの高校へ行けばどのように人生が変わるのか・全く理解できていないからです。

私も高校受験は京都府の舞鶴市という田舎で受験しましたので、公立高校は一校のみ、私立高校が二校、高専が一つという地区でしたので「高校を選ぶ」なんて感覚は全くありませんでした。

多くの保護者の方に聞いても「高校を選んだ」という方はほとんどいませんし、決めるのは難しいと保護者の方もおっしゃっているのに子供に決めろと言っても私は無理だと思います。

私は高校受験で大切な事は一つ、高い目標を持つ事だと思っています。

高い目標を持ち努力する事が一番重要です、何故なら初めての受験のやり方が人生を決定すると言っても過言ではないからです。

お子さんが勉強を頑張れないのは目標が無いからで、目標が無いのは知識が無いからで、知識がないのは「考え方」を学んで無いからです。

お子さんに将来を考えさせるために必要な知識、その一は「お金は稼ぐときにつらく、使うときに楽しい」という法則です。

私はこれをディズニーランドで説明しますが、あの夢の国ディズニーランドでも働けば疲労感を感じ、遊びに行けば気を失うまで遊べるところなのです。

お金を楽しく稼ごうと考える事自体が間違いの始まりで、楽しくお金を稼ぐ事が出来る人間はごくごく少数派だという事です。

例えば、プロスポーツ選手、画家、ミュージシャン、俳優など、自分の夢を才能と努力そして運も重なり実現した人で、そんな夢を持ち努力出来る人は少数派で、人生をかけてやりたい事を見つけるのはなかなか難しいのです。

やりたい仕事を探す上で重要な考え方は「報酬がなくてもやりたいか?」という事なのです。

だから多くの大人は「プロゴルファー」はやりたい職業だと思います、何故なら早起きして、お金と体力を使いプレーするのですから当然報酬が無くてもゴルフをしたいのでプロゴルファーはありだと思います。

私にとってはバスプロやプロゲーマーなどがそれに当たると思いますが、仕事でできるレベルではないので目指せません。

ならば、やりたいこと、つまり報酬が無くてもやり続けたいと思う事が無い学生さんは「効率よく稼ぐ仕事」というところに目を付けてほしいのです。

お金は短い時間で稼ぎ、長い時間をかけて使うと人生は楽しくなる確率が高くなるという「知識」を教えてあげる事も重要だと思います。

つまり子供達が将来の目標を決めるために必要な知識その2は「効率よく稼ぐ職業を選択する」という事なのです。

そしてその効率よく稼ぐために選んだ職業もやっているうちにやりがいと専門性にはまっていき、そこで使命に気付き生きがいへと変化していくのです。

私も塾の経営など本当に興味もなく、なんとなく始めてしまいましたが、やっているうちに使命に気付き生きがいへと変化し、人生最後の仕事を見つけました。

お子さんに漠然と夢や職業を選択させると「絶望する」だけで、明るい未来を想像できないと私は思います。

まず、お金に関する情報、稼ぐときに苦労し、使うときに楽しさを感じる事、それが分かれば「効率よく稼ぐ」という事で人生を楽しむ確率が高くなるという事実を教えてあげてほしいのです。

その上で今回丹養塾で話す「投資」に初めて興味が行くのです。

人生の目標を決める事=人生のゴールを決める事だと私は思っていて、ゴールを考える上で投資という考え方と知識がいかに価値観を変えるか・を考えていただきたいのです。

夢なきものに目標なし
目標なきものに理想なし
理想なしものに計画なし
計画なきものに実行なし
実行なきものに成功なし
故に
夢なきものに成功なし

吉田松陰先生の言葉です。

夢と目標を持てない子供達は可哀そうだと私は思っています!

目標を持ち、計画し、努力する、それこそが一番の学びと成長をくれます。

勉強はその次で良いと思います。

第3回:大人が一緒に考える座談会「丹養塾」、今回は投資編です。

今まで1・2回とメディア論、歴史偏と行いました。

メディア論では情報とお知らせと広告がある、その見分け方とメディアを100%信じ切る事は危険だという話をしました。

第二回では日本は世界からどういう立場に追い込まれているのか?世界は日本をどう見ていてどうしたいのか?を考えました。

その中で日本の本当の敵の姿も皆さんには見えてきたはずです。

そして今回は「日本経済と投資編」になります。

簡単に内容をかいつまんで言いますと、金には「稼ぎ方と守り方と増やし方」の3つの技能が必要で、守り方と増やし方を日本人のほとんどが知らないのです。

もちろん学校でも教えてくれませんし、証券会社の営業や保険の代理店、不動産会社も「投資」を推し勧めてきますが「守り方も増やし方も知らない現実」を知るべきです。

私も商品先物取引の営業をしておりましたが「自分で相場を張ってはいけない」という業界ルールがありましたが、これは「そんなに儲かるなら自分で買えや!」と言われたときの応酬話法として用意されているもので実際はみんなやってました。

つまり正しい投資の知識や方法、ルールを誰も知らないのです、ただし知っている人間いましたがは大金持ちだけだったのです。

そして庶民派まじめに働けば、貯金が出来て資産が増え、老後は安心で豊かに暮らせた時代が日本にはあったのです。

その結果投資の必要性も、投資の勉強をする機会もありませんでした。

しかし、庶民がまじめに働けば資産が増える仕組みが崩壊したのです・・・それが金融ビックバンです。

そして日本は金融ビックバンを経て、30年間賃金もGDPも上がらない「デフレスパイラル」とか横文字でごまかされ、経済は衰退し続けました。

投資は自己防衛としてしなければ安心できないという恐ろしい国になってしまったのです。

投資が必要だと分かっていても日本人は投資で痛い目を見た人をバブルでたくさん知っているので、怖くて手が出せません・・・

だから必要だと言われても「わからない」「怖い」「うまい話には裏がある」などと言い、ついつい投資を避けてしまうのです。

ここで結論を言ってしまえば、皆さんが恐れる「投資」は「投機」であり「投資」ではないのです。

「投資」には基本的に儲けも利益もほとんど出ません、ただ「資産を保持する」という考え方なのです。

日本は多くの経済アナリストが今後貧しくなると予想し、庶民は苦しくなると予想しています、しかし今はまだ違います。

かろうじて我々庶民には個人資産が残されています、これを守る行為それが投資です!

投資の基本ルールと世界の投資への考え方、そもそも資本主義は投資を前提に成り立っているという事実を知ってください。

今回は投資の基本中の基本をどこまでお話できるか分かりませんが、出来るだけ即実践できるルールを解説したいと思います。

今回の投資編をする上で皆さんに第1回で話した情報の話を思い出してほしいのです。

車屋のする車の話、証券会社のする株の話、不動産屋が言う土地の話は基本的に「広告」なので信用できにくいのです、なぜなら話を聞く我々はお客さんになる可能性があるからです。

今回は塾講師が話す投資の話です!

私は皆さんに投資していただいても何の得も利益もありません、丹養塾の項目の一つとしてお話させていただくだけです。

安心して聞いて下さい、もちろん勧誘行為もおすすめの投資対象も出てきません!

基本的な考え方とルールを皆さんと考えるだけです。

是非ご参加ください。

褒める教育の負の側面をちゃんと見ましょう

私はあまり本を好んで読む方ではないと思いますが、気になった本は読んでいます。

一時は百田尚樹さんの本にはまり、順番に読んだこともありましたが今は本当に気になる本しか読みません。

逆にYoutube で気になる動画を見て得る情報が非常に増えてきたと思います。

今回は「ほめる教育」について危険視した方が良いデーターを紹介している動画を皆さんにご紹介します。

現在ほめる教育が推奨されていますし、前に書きましたが当教室が立ち上げ時期にはお子さんを褒めてあげてください!と我々も推奨しておりました。

しかし今、根拠のない自尊心や、過剰な評価を自分にしている人が多くいる事にも疑問を感じ、ほめる教育の負の面が気になっていました。

そんなときにたまたま見つけた動画ですが、皆さんにも是非知っていただきたいと思う動画です。

1990年にコロンビア大学で行われた研究で10歳~12歳を対象に行われた実験の結果です。

詳しくは動画で見ていただければわかりますが、結論を言えば「頭がいいね!」と褒めた子供たちは難しい事への挑戦心を失い、難しい事へ挑戦させると「嘘をつき始めた」という結果が出ています。

動画はこのリンクから見れます。
https://www.youtube.com/watch?v=2gKz4p8ci6Q

もちろん、褒める事に対して全面否定する人もいないと思いますが、方法とバランスが大切だと思います。

私も最近色んな大人がいるな・・・と驚いたことがあったのですが、まさか自分が間違っているという可能性を全く考えていない連中で、話が通じない事に非常に驚きました。

世の中に馬鹿な理論が横行する一番の理由は「過去の意見・行動・判断を清算しないで、切り替えて次に行こう!」という小学生レベルの考え方を良い大人が平気で言っていることに驚きを超えて恐怖を感じました。

日本の社会全体がまさに同じような状態で、あれだけ問題視していた「コロナウィルス」に対するワクチンも含む「対策」は効果があったのか?正しかったのか?を全く検証しないまま「ウクライナ問題」やLGBTQ問題で騒いでいる姿を見ると恐怖を感じます。

AIDSはどこへ行ったのでしょうか?

オウム真理教で散々宗教が問題になったにも関わらず、今になって統一教会を問題にしたのはなぜですか?

しかも、もう統一教会の事も忘れつつあり、広島サミットに夢中ですね?

今の判断や常識が間違っているかもしれない・・・そう考える事を忘れてはいけませんし、過去の検証をちゃんと行う人間にしか正しい判断は出来ません。

教育も同じです、偏差値教育・ほめる教育・個性を重んじ・子供の意思を尊重する教育が生み出した「社会人」が作り出した、今の世の中を検証しなくていいのですか?

そんな基本的な事もせず、未来に向かって突き進もう!みたいなのんきな大人を見ると恐怖とともに「関わりたくない」と心から思います。

今の教育が正しく、子供たちが良い方向へ向かっているなら「学校の先生」を志望する若者がなぜ減りますか?

今の教育が正しいなら、学力は向上し子供たちは個性豊かでしっかりとした新社会人が社会を引っ張っているんですよね?

今の学校ダメでしょ?学校教育おかしいでしょ?学校に安心して子供を任せられないでしょ?

そこから目をそらしてはいけません!それが検証であり、正しい判断の第一歩なのです!

私は褒める教育ではなく「甘い教育」を全面否定しています、理由も簡単です、子供の成長が遅いからです。

今回の動画を良かったら皆さん一度見てみてください、少し褒める教育の見方が変わると思います。

教育はバランス、バランス取るなら自然に身を任せることです

ゴールデンウィークも終了、中学生はテスト期間に突入、可哀想だけど勉強してもらうしか無い・・・

私が中学生に限らず小学生高校生でも、指導していて思うのは「甘えている子」は成長しないと言う事なのです。

もちろん出来ない事をさせるのはただの拷問ですが、出来る事をさせないのはただの甘やかしだと思います。

数年前に塾を辞めた生徒さんですが、中学2年生で7+8を14だと答え、7+8は15だよね?と聞き、自分で分からなかった?と聞くと「僕には分かりませんね」と答え、その他のケアレスミスに関しても全て「僕には出来ないですね」と堂々と答えていました。

もちろん教室は辞めていきましたし、その後の結果も聞いていますが「そらそうですよね」と言いたくなりました。

私が言いたいのは「特性が強い」とか「この子は他と違う」とか言われている子のほとんどが「出来る事を出来ない」と言っている子なのです。

もちろん、その子の特性が理由で分からない事もあります、しかし考えれば分かる事、メモを使えば理解出来ること、整理すれば出来る事、その全てを「分かりません」の一言で済まし、許されてきた生徒さんは本当に自分が出来ないと思い込んでいるのです。

それはただの甘やかしであり、生徒さん自身に取って「不幸な事」なのです。

出来ない、分かりません、知りませんを真に受けていると本当に「学習障害」という答えしか出てきませんし、出来る事をちゃんと出来ると分からせることは非常に苦労するので「受け入れる」方が楽なのです。

しかし、それをしてしまうとその生徒さんはそれ以降、学校や家庭、友達関係でも「出来ないまま」を受け入れられ「能力を伸ばす機会」を奪われたまま成長するのです。

そしてはじめはちょっとした甘えで言った「出来ません」「分かりません」「覚えていません」がドンドン能力を下げていき、ついには取り返しのきかない「弱点」と成るのです。

教育は成長させる事が1つの目的であり、おだてて、褒めて、好き勝手させ、その子をそのまま大きくする事ではありません。

もちろん年齢を重ねれば少しは成長して行きますが、年齢を超えた成長や驚くような変化はありません。

私はよく生徒さんに話しをするのですが100%の力を出したものだけが、110%の力を手に入れ、110%の力を出したものだけが121%の力を手に入れる。

その時その時の全力の努力が人を成長させ、後に素晴らしい力を与えてくれるのです。

しかし今の生徒さんは「嫌な事・苦手な事・やりたくないことはやらなくて良い」という甘えた状態で学生時代を過ごし、底力も粘りもなく失敗ばかりを気にして「余力を残した行動」しか出来ないのが気になります。

この時代一生懸命努力する生徒さんが急成長するのは当たり前の話で、老人の様な動きをする子供達の中で光って見えるのは私だけでしょうか?

一方で一生懸命努力する=量をやるとか、苦しむと勘違いして「努力の為の努力」をしている「ガリ勉さん」も同時に増えています。

必要も無い量の勉強を一生懸命して、効率の悪さを無視して自分の可能性を信じられなくなる位の努力をしているのです。

ハッキリ言いますが、中学生の勉強くらい「片手間」で高得点を取るくらいの余裕が無ければ、将来心配です。

結論を言えば教育において最も重要なのは「バランス」なのです。

ゴミ屋敷は嫌ですが、潔癖症では生きにくいと言う感じです。

勉強はある程度しなくてはいけませんし、簡単にできないを認めてはいけませんが、だからといって中学生の勉強くらいで「死ぬ気でやらせる」のも違います。

名前は言いませんが、地域で何故か人気のあるK塾さんは高校受験で、一日10時間も15時間も勉強させます・・・その結果みんな大学受験で失敗し、驚くような大学へ通うのです。

理由は簡単で「量をやらせることでどんくさくなる」という事実に一向に気が付かないようです。

私は幸い有名大学へ進学した知人・友人・親戚がたくさん居ますが、彼ら東大・京大・一橋へ合格した人達から、結果は良いから目一杯努力しろと言う話は聞いたことがありません。

皆さん口をそろえて言うのは、大事なのは「目的意識」、時期が来れば勝手にやるよ、です。

私が驚いたのは野球の世界で「甲子園」「プロ野球」を経験したことが無い人こそが「甲子園では・・・・」「プロでは・・・」の話をしてくれるのですが、それは経験ダンでは無く「噂」であり「都市伝説」を語っているだけだったのです。

そして本当に甲子園・プロ野球を経験した人は「自由にやらせなさい」とみんな言いますし、そもそも何が正解だとか言いません。

今皆さんが聞いている「教育論」を語る人が本当に経験者ですか?違うなら、自由に育てて見ませんか?

勝手に勉強はする様になります、こちらが押しつけ無ければです!
プロフィール

KAZ・FUJITA

Author:KAZ・FUJITA
学習教室を運営して約20年、教育の仕事に関わりすでに約30年。日本の教育は間違っていると感じ正しい教育とは何かを考え続けここまで来ました。私自身の経験から「社会で活躍出来る人間とは何か?賢いとはどう言うことか?世界の教育の今、何を求めているのか?そんな事を考え子供達の指導をしています。私の考えをココに書いておきます。私はウソは大嫌いです、何でも本音で書きますので気分を害される方は読まないで下さい。
尊敬する人物は「坂本龍馬」と「諸葛亮孔明」
座右の銘は「因果応報」
教師とは職業ではなく生き様である、が信条です。

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