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今の教育は日本という国に合っていない!

今の日本は教育が破壊されているのでなかなか厳しい未来しか予想できない。

しかし、冷静に見れば世界の教育も破壊されているのである意味普通なのでは?と誤解しがちだが日本と世界には決定的な違いある。

これは微妙な問題ではあるが、教育を考えるうえでどうしても避けては通れない問題だと思う。

世界と日本の決定的な違い、もっと言えば世界の教育へ日本が合わせて変化している事が何がまずいのか?

日本人は当然だが日本の標準が世界の標準とどれくらいズレているか?もっと言うなら日本が特殊な国だと気付いてい居ない人が多い。

世界では元々体罰は禁止であり、子供は自由に伸び伸び育てるという当たり前の感覚がある、だからこそ日本人は労働者として異常に高いレベルの能力を末端労働者まで持っていた事は世界的に見て脅威だった事実を知らなくてはいけない。

日本人は世界的に見て「能力もモラルも高い民族」であったと、過去に日本を訪れた偉人はみんな言っています。

それは日本の教育がとても素晴らしかった、もっと言えば日本人に合っていたといえると思う。

今は欧米の教育を猿真似する事で「個性」やら「個人の意思」「自由」などを提唱しているが、こんなものは日本には合わないと言わざるを得ない。

世界の標準である「個」の教育、「自由」を重んじる教育は日本になぜ合わないのか?と聞かれ即答できる教育者は少ないと思う。

日本と世界の決定的違いは「宗教観」なのだ。

日本では宗教は「アンタッチャブル」、もっと言えば「おかしい」とか「怖い」というイメージを持っている人がいるが、世界の教育の根底には宗教観があり、法律や憲法にまで影響している国がほとんどだ。

宗教を無視して国を作る事は出来ないともいえる。

日本は仏教徒だと勘違いしている人も多いが、日本は神道の国であり「神道と仏教の融合」を見事成し遂げたのが「聖徳太子」である。

しかし神道は経典や布教活動をしている人もおらず、しかも多神教でありなかなか「宗教」というカテゴリーに入れていいのかどうかも悩むレベルのものだ。

神道は何かを教えてもらうという形ではなく、感じ取るとか考えるというものでキリスト教のようにミサへ行き牧師の説教を聞くこともない。

仏教のように僧侶のありがたい話を聞くわけでもない、ましてや集会を開き意思統一や神の教えを乞う事もない。

これが教育とどう影響しているのか?実は世界の教育は根底に宗教の教えがあるから機能しているものものであって、日本のように宗教観の無い国では最低限のルールが守られないという点で合わないのだ。

私の兄はバリバリのキリスト教徒だが、まだ平成の時代であったにせよ5歳くらいの子をムチで叩くという教育をしていた。

何故なら「性悪説」という考え方があり、子供は元が悪であり矯正し人として生きられるという考え方が「家庭教育」で行われているからである。

各家庭で厳しく性悪説を元に体罰もやむを得ない教育で矯正された子供たちが学校で伸び伸びと教育を受けるのは悪くないと思う。

しかし、日本は「性善説」を元に家庭教育を行っていて、人は元々善であり悪い情報に触れて悪へと変化する事があると考えている。

そして日本は元々幼少期は神様からの預かり者として子供を教育したので、ああしろこうしろとは言わず各家庭で自由に過ごしていたのだ。

そして学校へ入学し、規律や我慢・努力を学び大人へと成長していくのです。

簡単に言うと家庭教育で「矯正」をするか、集団教育で「矯正」するかの違いなのです。

各家庭でちゃんと教育を受け「矯正」されている子が学校で伸び伸び過ごすのはいわば当たり前のことで、西洋の教育は宗教観と家庭教育を背景に成り立っている「個」の教育なのです。

日本はどうなのか?各家庭で自由に子供たちは伸び伸びとムチで打たれたり、宗教観を背景にしつけられることもなく学校へ進学しそこで「個」を重視した伸び伸び教育を受けていつ矯正されるのでしょうか?

今会社や学校で大きな問題となっているのが「常識の違い」なのです。

8時から始まる仕事に8時に来る社員、朝が苦手という理由で学校へ行かないという選択をする家庭、やりたくないという理由で宿題をしないという選択、意味が分からないと勉強を放棄する子供、子供の嫌を真に受け嫌がることを何もさせない子・・・

彼らがいつちゃんとした大人になるのか?なりませんよ!絶対に!

大きくなればちゃんとする・・・これは家庭教育と学校教育がかみ合っている場合にのみ成り立つ話で、今むしろ皆さんが信じる言葉は大きくなればちゃんとするではなく、「三つ子の魂百まで」です。

いつかちゃんとするだろうと甘い予測をしてきたご家庭の悲惨な末路を私たちは見てきました。

英会話教室から始まった学習塾だからこそ他の教育機関では味わえない「幼少期から大学受験まで」見てきた多くの子の事例、そして二人の子供とその周りの結果を確認してきたから断言します。

年齢とともにいい加減な子がちゃんとする事はありません!

どこかで矯正しないとダメです!

人間は楽を求めて生きる生き物で、本来意思が弱いものなのです。

自由に伸び伸びとなんの教育も受けなければ、怠惰に流れるに決まっているのです。

もちろん例外もいるかもしれませんが、私は例外は無いと思っています。

厳しい家庭教育を受けている生徒さんはやはり勉強だけでなく優秀です。

しかし、自由とか子供の目がキラキラとか、個性とか、子供を信じるとか「躾」を行う前から言っているご家庭の子で優秀な子は見たことがありません。

よほどご両親が規律正しい生活と努力する姿を見せているご家庭だけです。

子供は大人を見ています。

今は本当に怠惰な大人が多いです・・・残念ながら子供たちの良いお手本にもあこがれの対象にもなれていません・・・

しかし日本人は教育を受ける事でしっかりと社会で活躍する力を身に着けてきたのに、今は恐ろしい数の「引きこもり」「ニート」が存在し、社会で働く人間も「出世」「昇給」には全く興味がなく、最低限の仕事だけしたいと言っています。

これで良いのでしょうか?我々の時代から新人類と呼ばれた新社会人、私が金融の仕事に就いた30年ほど前から今の若者は「休まない・さぼらない・仕事しない」と言われておりました。

現代の西洋教育の結果が今の社会人ではないでしょうか?

私がよく言う事ですが、我々が社会に出た30年ほど前に日本は「野村証券」が世界一の証券会社であり、NTTが企業の資産ランキング一位に君臨し、アメリカでSONYの家電を買う事がステータスとされ、世界中にHONDAとTOYOTAの車が輸出され日本には多くの外貨を稼ぐ手段がありました。

我々はその先人たちの作った「収入」を食いつぶし、今の貧しくなる国日本を作ってしまいました・・・

新しい産業は生まれず、世界から外貨を稼ぐ手段はなくなり、ただダラダラと働くサラリーマンを大量に排出してきたのが今の教育なのです。

学校が躾や社会性を教えない以上、家庭教育がしっかりするしかないと私は思います。

以前中学生の保護者からご相談いただいたのですが、子供が学校へ行かないゲーム機を買ってほしいとごねていると・・・

学校の担任の先生は「ゲーム機を買えば学校へ行くんですから買ってあげてもらえますか?」と言われたと・・・

私は全力で反対し、そんな事は絶対やめてくれと伝え止めました。

その後もその先生から「高校受験は頑張りなさい、でも私立専願にしなさい」と言われたとご相談いただき、呆れました。

そして三者面談で絶対公立は無理!私立しか合格できないし、私立へ行かないとこの子は不幸になるとまで言われたそうです。

結局その子は当教室で高校受験をして、絶対無理だと断言された公立高校へ進学しましたが学校の先生を責める気はありませんが、これが学校教育の実態なのです。

こんな話をすると「ちゃんとしている先生もいる!」と反論する方もいますが、もっとひどい先生も私はたくさん知っていますし教育の方向がおかしな方向へ行っている以上自己防衛しかないと思います。

子供たちが未来で苦しまないよう、学生時代にいろんな失敗や苦労を経験すべきなのです。

私が大学卒業後最初に入社した会社は金融会社でしたが、離職率が80%を軽く超える今の言葉で言えば「ブラック企業」でした。

入社し2か月は金融の資格免許のため全員「琵琶湖」のほとりに閉じ込められ、試験勉強をします。

そして、6月に各支店に免許を取った状態で配属、7月には半分が辞めていました・・・

入社一年目で社員旅行へ行きました、場所は北海道で同期で入社した80名のうち社員旅行まで残ったのは20人いませんでした。

二年目には6名程度・・・本当に信じられないくらい離職率の高い会社でした。

しかし、条件は悪くない会社で家賃・光熱費は会社もち、給料も初任給で手取り25万円程度、しかも大型の歩合付き。

総務部から結婚の時に「歩合だけ別口座にしますか?」と言われ、「そんな必要あるんですか?」と聞くと「皆さんそうしてます」と言われ驚きました。

確かに給料以上の歩合が稼げる会社でした、私には「好条件」の会社でしたが多くの社員にはブラックだったようです。

私も3年在籍し、自営業へ転職しましたが3年残ったのは大学までスポーツをしてきた体育会系と特殊な学生生活を送った人間だけでした。

私は厳しい社会の現実を「定時制高校」で経験していました。

肉体労働も、怪しい営業も、トラックの運転手もパチンコの店員もやりました。

その私から見れば金融会社は「いい会社」でした、運動部出身の体育会系の同僚も言ってました。

ちなみに同期で最初にやめた子は支店配属3日目に退職、中高一貫の私立校から国公立大を卒業したエリート候補生でした。

厳しい学生生活や厳しい社会でもまれた人間はどんな環境でもある程度耐えられます。

快適な学生生活は「快楽」以外何を与えてくれるのでしょうか?

本当に快適に学生生活を過ごし、整った状況で勉強をする必要があるのでしょうか?

私は学生生活のうちに「理不尽」や「忍耐」に耐性を作り、自分の本省や可能性を知ることが一番大切だと考えています。

我々は学校がやってくれていた教育ですが、今は「朝が苦手」が学校へ行かない理由として認められるのが現状です。

お子さんが優秀とか偏差値が高いとかではなく、今の教育のシステムに疑問をもってもらえませんか?

現代教育に真っ向から立ち向かっているのがA YUMMY STUDY 伸学土台教室です。

子供たちを強く・賢く育てる、そして自立させる!

当教室の開業当初から変わらぬ理念です。
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大切なのはバランス

世の中にあるいろんなものが表裏一体になっており、作用と反作用・陰と陽・プラスとマイナスと必ず表裏一体となっています。

そして表が良いのか?裏が良いのか?ではなく「バランス」が一番大切です!

当教室を始めた頃、当教室が最も訴えていたのは「自尊心」です。

多くの保護者の方がお子さんを「けなす・叱る・ほめない・否定する」という状況で、お子さんに自尊心が失われている状態で、自分は何をしてもダメなんだ・・・と考えているお子さんが非常に多く危機感を感じました。

だから、お子さんには否定の声掛けをしないで!とjか、友達の親に褒められたら「そんなことないよ!うちの子なんてダメダメよ」と否定しないで、一度「ありがとうございます」と受け止めてほしいと訴えていました。

しかし、今は逆の事が非常に多いのです。

お子さんは根拠なき自身を持ち、自信を持つどころか「過信」している場合が多く、その過信や自信も「ガラス」の自信で、簡単な壁で打ち砕かれてしまいます。

なぜなら、自尊心と勘違い、ほめるとおだてるを勘違いしているからです。

自信を持つことはいい事ですが、過信はいけません。

一昔前は「厳しすぎる」保護者の方々が、時がたち今の保護者の方々は「優しすぎる」に極端に変わってしまったのです。

バランスが一番重要で、確かに精神論や根性論は必要だと私は考えています、しかしそれは最低限の努力をした後に「ギリギリの勝負」では、気持ちが勝負を左右することもあります。

しかし、多くの人たちがいの一番に「意気込み」で具体的な策も計画もないのです。

私が良く笑い話で言うのは、少年野球を息子と楽しんでいる時期に「気持ちよ!気持ち!」とバッターボックスにいるお子さんに声をかけているお母さんを見ましたが「気持ち」でボールは飛んでいきません・・・・

最低限のトレーニング、基本技術・ルールを把握している選手が「気持ち」で負けて打てないという状況はわかりますが、基本的な技術・トレーニングもしていない、ルールの把握すら怪しい・・・そんなこの保護者が「気持ちよー」と言っても効果はありません。

勉強も同じでなかなか成績が上がらないんです・・・とよくご相談いただきますが、答えは「やってない」その言ってしかありません。

やり方が・・・性格が・・・うんぬんかんぬん・・・聞きますが、確かにどんくさい子は居ます!人の倍やらないと出来ない子もいます。

倍やるしかないんです、そして倍やることで能力は向上し成長していくのです。

今のお子さんに出来る事、嫌がらない事だけをさせて「成長させること」は出来ません。

正しく言えば「年齢に応じた成長以上の成長」はありません。

私は優しく教える指導者にはなれません、なぜなら優しく子供をお客さん扱いする塾はたくさんあるからです。

私が知る多くの塾は「やめさせない事」を第一に考え、「成長」や「伸び」は二の次なのです。

驚く事にそんな考えでいた方が塾は「儲かる」のです。

A YUMMY STUDY 伸学土台教室は確かに儲かってはいません、生徒さんで辞める生徒さんもいます。

しかし、続けてくれた生徒さんは結果を出してくれています。

私はA YUMMY STUDY 伸学土台教室には二種類の生徒さんしか居ない「逃げてやめていくか、抜群に出来る様になるか」だとずっと訴えています。

それは指導が良いとか、特別なことをしているとかではないのです、当たり前の事を「出来るまでやる」だけなのです。

今の新社会人が問題だらけだと、本当に企業は悲鳴を上げています。

当たり前だと思います。

仕事は成長し覚えていき、徐々に出来る様になっていくものです。

特に日本の大学は「仕事」の直結するスキルや知識を教えてくれません、企業が一から育てる事が前提なのです。

だから、国立大学が人気な理由は「まじめで苦手も克服できる」というわかりやすい証だからです。

好き嫌いをすぐに言い、いやなことはしない、居心地に良い環境から出ない、出来る事しかしない。

そんな子供が社会に出て「成長」「活躍」「大成」するはずがない・・・と私は考えています。

教育は成長の改定であり、自立のためにあるのです。

一人で生き抜く力がなければ、群れても役に立ちません。

そのためにはある程度「負荷」をかけなければ成長しないのが人間なのです。

私が昔お金持ちの人にアドバイスされたのは「お金持ちになりたいなら借金しなさい」と言われました。

理由がわかりませんでしたし、私の父が経営している会社が17億円の負債を抱え倒産してるので怖くて出来ませんでした。

しかし、今ならわかります!

借金を返せる人は多いが、資産を作れる人は少ない。

強制的に稼がざるを得ない状況の借金と、余裕のある状態で自分にむち打ち頑張る資産形成では「借金を返す」方が人は簡単なのです。

しかし、借金を返してもプラスマイナスゼロ、資産は作れば人生逃げ切りなのです。

分かっていても「必要に応じてしか努力出来ない悲しい生き物」が人間なのです。

私は学生時代に自分にほとんど負荷をかけませんでした。

面白おかしく学生生活を楽しみ、気ままに過ごしました。

だから社会に出て苦労しましたし、能力が伸びるまで時間がかかりました。

唯一の救いは大学受験で自分のいい加減さに気付けた事でした。

だから私が思う勉強の意味は「自分のいい加減さに気付く」という事だと思っています。

偏差値だけが高く、人よりも量をこなし、早く準備を始め、教え込み、パターンを次々暗記し「自分のいい加減さ」に気付けない若者が社会にでて切望するのは「必然」と言えます。

勉強の内容に関しては、私も疑問があります。

近年の問題は複雑化しすぎて「面白さ」にかけている問題が多いように思います。

しかし、勉強は自己鍛錬のため、もっと言うなら「自分のいい加減さ」に気付くためにあるのです。

だから内容なんて何でもいいんです!

野球でもサッカーでも剣道でも柔道でもレスリングでも、書道でもそろばんでも絵画でもダンスでも何でもいいのです!

自己鍛錬になるなら。

今は勉強も運動も趣味も全く自己鍛錬になっていない子がほとんどで、親が優しいに偏りすぎているのです。

バランスが一番大事!

厳しすぎてもダメ、優しすぎるのはもっとダメ!

やりすぎもダメ、やらなさ過ぎはもっとダメ!

だから、どこの馬の骨かもわからない「評論家もどき」の教育論やメディアの誘導に騙されず、自分の判断で子育てをすべきです。

何が正解か?を考えるのではなく、今のその子に何が必要かを考えて子育てすれば間違える事はありません。

偏差値教育にも良い面悪い面があり、自由な教育にも良い面悪い面があります。

これが絶対的に正解だ!という意見こそが絶対間違いなのです。

バランスを考えてあげてください。

毎回同じような話で恐縮ですが・・・いつも思う事なんです

自分の学生時代を振り返ると勉強で苦労した思い出から「子供に勉強で苦労させたくない」と考える親御さんも多く、困らないようにという理由で塾や公文・学研などに通わせる方も多いと思います。

しかし、実際は「勉強で困らない生徒」は何が出来ているのか?「要領よく勉強できている子」が持つ能力は何なのか?を知っていただきたいと思います。

実は結論から言うと「スピード」なのです。

スピードは「環境」で育ち、負荷をかけないと成長する事はありません。

私が学習教室を運営していて「勉強が伸びにくい子」は、記憶力・理解力が悪い、国語力がない、ぼーっとしている、メリハリがない、要領が悪い、ワーキングメモリーが小さい、性格が悪い、好き嫌いが多い、自己中心的など様々な理由があります。

しかし、理由はたくさんあれど、原因は3つしか考えられないのです。

原因は「スロー」「無口」「気分屋」のこの三つです。

現代病ともいえる「スローな子」は現在急増中で、間違いを恐れるあまり慎重になるのでスローになるのですが、これは全くの無意味だと知ったほうが良いと思います。

これは車の運転でよく例えるのですが、普段早い速度で運転している人がゆっくりと運転するので事故は未然に防げます。

しかし、普段からゆっくり運転している人はやはり遅い速度でも事故をするのです。

これは反射神経の問題で、早いものに目を慣らしているから遅いものをくっきりととらえる事が出来るのであってゆっくりのものを何回見ても動体視力は上がりません。

つまり、普段から早い速度で行動している人間がテストや大切な場面で速度を落とすと正答率は上がりますが、同じ速度で動いても正答率は上がりません。

そして一番の問題は「早く行動できない子供」が急増している異常事態なのです。

私が社会に出てすぐの頃、よく諸先輩方に言われたアドバイスは「ムチを打たないといけない若手はいらん!手綱を引く若手が良い!」でした。

若いから訳も分からず突っ走れ!あとはおじさんたちが処理してやる!とよく言われました。

今自分がおじさんになり、まったくその通りだと痛感しております。

何でもかんでも慎重に、スローに行動するのですが経験が圧倒的に足りないので結局間違うのです。

しかし暴走する若手はたくさん間違えるので、すぐに経験値が上がり「判断」が出来るようになります、逆に慎重に仕事を進める人間はいつまでもおじさんに「正解」を確認しているので仕事を任せられない状態です。

私も授業で一番生徒さんに訴えているのは「どうせ間違うなら早く間違えてくれ」と言います。

何故なら、たっぷりの時間をかけ、間違えられると修正する時間も機会もなくなり成長する事がないからです。

では、何故現代の子がスローなのか?どうすれば行動の早い子が育つのか?

答えは簡単です、忙しい環境下で生活させる事です!これしかありません。

簡単に言うとスローに動いても生活できるからスローなのです、明らかに「暇」なのです。

そしてその能力を一生引きずり、社会人になろうとも家庭を持とうともそのスローな感覚は一生その子を支配するのです。

そして体内時計の速度を上げる一番の方法は「嫌な事」を義務付ける事です。

嫌な事は絶対早く終わらせたいので、早く行動する事になります。

しかし現代教育では「子供の嫌がることはさせない」という教育方針から、気の向くこと・好きな事をさせるという環境から「ゆっくり楽しむ」という習慣がついています。

私は準備をめちゃめちゃ早くする「せっかち」ですが、大好きな釣りの糸を巻きなおすときはゆっくりゆっくりまき直し、その時間ですら楽しめます。

好きな事をたっぷり楽しめる時間があるのでスローに行動するのです。

予定がたくさんあることを「悪い事」と考える傾向にありますが、小学生・中学生は「忙しい環境」で育たないと早い速度で行動する能力は身につかないのです!

私の経験上このデーターは間違いないのですが「貧乏な家」で育った子でどんくさい子を見たことがありません。

元々はお金持ちだったが貧乏になった家ではたくさん見たことがありますが、幼少期から貧しい家で育った子はシャキシャキしていて行動が早い子しかいないのです。

別に貧しい事推奨しませんが、忙しい事は推奨します!

特に中学受験を検討されているご家庭は、本格的に受験勉強を始めるまでは家の幼児や習い事で予定はパンパンに詰め込むことをお勧めします。

その行動の速さを勉強に活かすと恐ろしいほど成績は伸びます!

次に注意していただきたいのは「無口」です。

これは記憶力にも理解力にも直結しているので「無口」=要領の良い勉強は不可能と思っていただいて大丈夫です。

無口jになる理由は色々とありますが、原因は一つです。

それは手出し口出しが異常に多いという事です。

簡単に言うとかまいすぎです、過保護が一番の原因です。

何故なら人間は困ったときに行動を起こす生き物で、困る前に行動できる人間など幼少期にはいません!

自分が自分の口で発言し、周りに理解してもらい、自分の居場所や環境を作らないとダメな環境下に居る人間は絶対無口にはなりません。

ところが言わずとも理解してくれて、言わずとも動いてくれる、言わずとも気持ちを察してくれる、居場所を無理に作らなくても居心地のいい場所が与えられている環境で育つと「無口」は完成します。

そして一番無口で勘違いが多いのは「家ではよく話すんです」は無口です!家でも話が出来ない子は医者の助けが必要です。

無口である事はマイナスしかなく、よく話すが黙る事も出来るが最高で話せないから静かは早急に改善が必要です。

何回も書いている話ですが、人は「教えられること」で賢くなる事はありません、人は「教える事」でしか記憶を定着させたり賢くなったりしないのです。

私は記憶力は抜群に良いのですが、それは知った知識をすぐ人にしゃべり整理するからです。

人は知った知識を人に話す事で整理され定着し、何時でも思い出せる状態に変換出来るのです。

そして何より指導者の意図と生徒の意図は絶対にずれがあるのです。

これをその場で修正できる子は急成長する子になれますが、修正が出来ない子がほとんどです。

この現象を私は「野球の世界」で嫌ほど見てきました。

指導者が指導した意図と選手が受け取った意図には絶対ずれがあり、恐ろしいのは一週間そのズレを元に練習し体に間違った意図を染み込ませるのです。

そしてその修正にさらに時間を要する・・・これを繰り返し一番急成長する時期を逃してしまうのです。

私が知る限り、プロ野球選手で一流の選手、その上無口と言えば「野茂英雄さん」しか思い浮かびませんが、あの人は無口だからこそ自分で考え抜いて「トルネード投法」という独自の答えにたどり着いているのです。

もちろん野茂英雄さんは小中高と一貫して目が出ず「トルネード投法」が完成してようやく社会人で結果を出したのです。

つまり勉強で苦労させたくない=早く勉強させるではないし、塾に通わせるでもないのです。

自分の言いたいことを言える、行動は早く出来るし慎重にも出来るという状態を作っておくことなのです。

では最後に「気分屋」の問題点は山ほどありますが、気分屋になる原因は一つ「我がままが通る」環境で育ったという事です。

社会にも家庭にも学校にもルールがあり、ルールの中で生きていくしかないのです。

しかし、自分の気分でそのルールが曲がる事を知ってしまうと気分屋さんになってしまうのです。

簡単に言うと「子供のわがまま」に付き合わないという事です。

私は犯罪心理学も大好きで色々と勉強させていただきましたが、多くの犯罪者が「ルールを曲げる」体験をしています。

追い詰められてどうしようもなくなり「死を覚悟で犯罪を犯す」というケースも確かにあります、しかしくだらない犯罪や後先考えていない自分勝手な犯罪者の多くは法律が絶対だと知らないのです。

自分の都合で曲がると本気で思っていますし、わがままが行き過ぎると「自分のルール」の世界から出てこれなくなります。

これも対処法は簡単で「家庭内で一度決めたことは絶対守る」という事です。

子供は気分で色々と行動が変わります、しかし本人の気分がいくら変化しても自分を取り巻く環境もルールも一ミリも変化しない事を教えるのです。

多くの親御さんが目の前の子供の気分に寄り添い「特例」を実行してしまい、それがマヒして通常になり「自制心」を完全に失った生徒さんを何人も見てきました。

この子が中学生になるともうどうしようもありません・・・

よくご相談で「勉強に気が向かないんです・・・」と聞きますが、勉強ができない子が勉強に気が向く事はごく稀で、特殊な事情以外ありません!

これにもわずかな望みをかけた解決策があります、それは恋です!

かわいいとか美人の先生、男前やタイプの先生が居てその先生とのコミュニケーション手段が勉強となれば少しは気が向きます。

その時に一気にたたみかけるしかありません。

しかしそんなことをしなくても「家庭で一度決めたルールは絶対守る」と幼少期から体に染み込ませれば気分屋に多少なっても問題ありません。

勉強で苦労させない、特に大学受験までさせたい!と考えているなら幼少期にすることは、いろんな経験をさせ忙しくせいかつさせせ、たくさん話を聞いてあげて、一度決めた事は守らせる。

これだけです、これだけで勉強が苦労無く出来る「要領のいい子」が出来るんです。

私は受験を担当する事で散々見てきました、幼少期からプリント学習に精を出している子、早くから公文・学研で勉強を始めた子、中学受験のため早くから進学塾で一生懸命勉強してきた子・・・・全員勉強で苦しみ、勉強で苦労し、勉強が大嫌いになって中途半端な学歴で終わっています。

子供の心を破壊するくらい、幼少期から勉強させている家は「学歴」に関しては成功していますが「親子関係」は破綻しているという事実も知っておいてください。

要領よく勉強し、賢い子にするために幼少期から勉強する必要は一切ありません!

人間性を鍛える事だけなのです。

自分の言いたいことをちゃんと「言葉」に出来る、一度決めたことは守る、気が向くときも向かないときも最低限の事はやる、忙しいスケジュールをこなすスピードと忍耐力を持つ。

勉強以外に優先すべきことがたくさんあるのに、勉強だけをさせているから結局その勉強で打ちのめされ苦労し人生を流されるように生きるのです。

企業が何故?大学名にこだわるのか?

昔はものすごい量の応募の中から一定量に絞り込む「判断基準」だったのです、今は違います。

学生時代は紆余曲折色々とあります、時にはいじめにあったり、彼女や彼氏が出来て別れも経験します、部活でケガもして活躍もして、友達とケンカもしますし、ご両親とギスギスする事もあります。

みんなそうです、その紆余曲折どんな状況下でも勉強を逃げずにやってきた「真面目」の証なのです。

そしてまじめでないなら相当「要領がいい」はずなのです。

だから企業は大学にこだわるのです。

一昔前から企業は「甲子園出場」とか、どの分野でも大きな大会の好成績者、一芸に秀でた人間を学歴と同じ扱いをしています。

その理由も簡単で「勉強」以外の環境で、どんな状況でもまじめにやってきた証と判断するからです。

勉強は結論「自己鍛錬」のためにあると言って私は良いと思います。

その勉強指導において「子供を甘やかす」これもまた、本末転倒の良い例だと私は思います。

学習教室は教育機関であり、サービス業になっては絶対にいけない!

新中学生と新小学生の保護者の方向け説明会行います!

毎年恒例になりました、新中学生と新小学生の保護者の方向けの説明会を行います。

今までは現状の教育業界の大雑把な説明と、対策だけでしたが今年は正確に今学校や塾で何が行われているのか?を説明します。

今は大きな変革の時で、教育業界もようやく大変革をとげる時が来ました。

しかし、それはちゃんと準備されて満を持して行われる改革では無く、現状流され仕方なく行われる変革なので学校側も多くの塾も対応出来ないと思います。

そして何より一般のご家庭は今まで通りの勉強をしてきて、急にそれが「ダメなやり方」とある日突然言われる恐怖が待っています。

教科書改訂、教育方針の転換、世界の教育の改革、コロナ騒動、学校の質の低下、塾が今まで甘んじてきた利権、受験問題の極度の高度化・・・・

誰も望んで居ないタイミングで重なってしまい、もう大きな組織は対応出来なくなっています。

しかし、各ご家庭で自己防衛するのは簡単です!

そしてこの大変革の時代でも当教室の教育方針は一ミリも変わりません。

何故ならこの大変革を見越して教育を進めてきたからです!

さあ!いよいよ偏差値教育の終焉、真の学歴社会の幕開けです!

説明会にご興味お持ちの方は是非ご参加下さい。

ただし、教育関係者の参加はお断りしております。

何故なら黙って聞いては居られない衝撃の内容だからです。

テスト結果

今は実力テストと定期テストの真っ最中、テスト結果も続々と帰ってきている。

その中で中3のこの時期の実力テストで自己最高点をたたき出した子が居てとてもうれしく思いました。

実力テストなのでプロフィールが出ないので、順位や平均点が分からないのがとても残念ですが本人も納得の点数のようでした。

実はこの時期に最高スコアを実力テストで出すのは「理想の形」と言えます。

何故なら本人の自信になる事は当然ですが、学校側も期待してくれるし、保護者の方も安心して強気な学校選びが出来るからです。

今から年末へ向け徐々に受験モード全開になるこの時期に、最高スコアを出せるというのは迷いなく勉強が出来るという事なのです。

多くの生徒さんは定期テストと実力テストで見ると「実力テストのほうが点数が低い」が当たり前で、平均で30~50点くらい低いのが通常だと思います。

しかし、当教室は実力テストと定期テストではほとんど点数が変わりません、特に成績の良い子はほぼ変わりません。

何故なら受験を意識して指導しているので、定期テスト対策を過剰にしないという方針を当初から私が打ち出したからです。

何故かさっぱり分からぬ地元で人気のK塾の生徒さんは実力テストでガバっと点数が下がるケースがよくあり、高校へ進学すると急に点数が取れなくなったというのもよく聞く話です。

理由は中学の定期テストで過剰なテスト対策をして、内申点で高校受験を決めてしまうという方針だそうで、大学受験でさっぱり結果が出ない理由も納得しました。

当教室は最初から大学受験で勝負する能力を身に着けるがテーマなので、そのためにはまず人間性なのです。

大学受験は塾の先生と頑張るという選択はありません!最初から一人でどこまでやれるか?が重要なのです。

もちろんサポートは出来ますが、あくまで受験生自信の頑張りがなくては絶対乗り切れない受験なのです。

しかし、中学受験・高校受験は親や先生が一緒に頑張ることが出来るのでここで「サポートに頼る癖」がついてしまえば大学受験は終わりです。

それを狙ってやっているのか?大学受験には目をつぶっているのか?自立や自学とは真逆の手取り足取り定期テスト対策のK塾・・・実力テストは厳しい結果になる事は請け合いです。

勉強は定期テストで点数を取る事が目的ではないのです、学習の習熟度を測るためのものなので過剰なテスト対策は私は疑問です。

多くの塾がとりあえず定期テストで点数を取らせるという「楽な選択」をしていることは悲しく思います。

プロフィール

KAZ・FUJITA

Author:KAZ・FUJITA
学習教室を運営して約20年、教育の仕事に関わりすでに約30年。日本の教育は間違っていると感じ正しい教育とは何かを考え続けここまで来ました。私自身の経験から「社会で活躍出来る人間とは何か?賢いとはどう言うことか?世界の教育の今、何を求めているのか?そんな事を考え子供達の指導をしています。私の考えをココに書いておきます。私はウソは大嫌いです、何でも本音で書きますので気分を害される方は読まないで下さい。
尊敬する人物は「坂本龍馬」と「諸葛亮孔明」
座右の銘は「因果応報」
教師とは職業ではなく生き様である、が信条です。

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