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夏休みの夏期講習・・・毎年思う事

今年の夏期講習ももうすぐ終り、今年も無事に大きな事故やトラブルも無く終えられそうで安心しています。

小学生の夏休みの宿題を見ていて毎年思うのですが、とにかくやり方が悪いと驚かされます。

最悪なのが、とにかく早く終わらせる事を優先させているご家庭です。

もちろん学力が高く、夏休みの宿題など今更退屈の極みだと言う生徒さんはさっさと終わらせて良いと思います。

しかし、学力にそんなに余裕の無い生徒さんなのに、すぐに終わらせたと言う生徒さんが多い事に驚かされます。

そして内容を確認してみると、適当に答えを書いて間違えた所に赤で答えを写して終り・・・漢字に至っては「辞書で調べた!」と自信満々に言うのですが、答えを写す行為と何が違うのかさっぱり分かりません。

もう一回言うのでちゃんと聞いて下さい!短期間に多くの量をこなすと「問題を読まない」「適当に解答する」「しょうも無いミスをする」という悪いクセを付けるのです。

夏休みの宿題を問題も読まずにやっつけで終わらせ、その上に新たな教材としてテキストを買ってくるのですがこのテキストがまた最悪な物を買ってくるのです。

勉強が苦手や嫌いと言い出す方向へガンガン導いている保護者の方がほとんどで驚きました。

夏休みはたっぷり時間があるので、時間をかけて考えて宿題をするだけで学力だけで無く「学習能力」が向上するのです。

そして丸付けの方法一つで子供達は「考えざるを得ない」状況が作れるのですが、考えなくてもすむ丸付けをしているご家庭がほとんどです。

そして、夏休みの宿題が終わったからと言って購入する教材ですが、本当に何故あえてそれを選んだのか聞きたくなる教材がほとんどでした。

夏休みの宿題で計画性を育てるという発想が何故出てこないのか?本当に疑問です。

一日に決まった量をこなし、間違った所は理解出来るまでやり直す。

それが一番大切です。
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やっと二年越しの夢、叶いました

このお盆休みにどうしてもしてもしておきたかったことが出来ました。

それは「ファブル」という漫画を読むことでした。

以前から無料で読める漫画サイトで1巻から3巻までは読んでいたのですが、どうしても続きが気になっていて2年くらい経った今年やっと続きを読むことが出来ました。

内容は子供にはとてもお勧めできない「プロの殺し屋」の話で、結構キツい性的描写もあるので子供に読んで欲しいとは思いません。

しかし、保護者の皆様には読んでいただきたいと思う所もありました。

日本の教育について非合法な組織が語っている部分が私は共感してしまいました。

今のぬるい教育が続く限り「過保護な親」から金をむしり取るのは簡単だ、という台詞とその後の話を是非読んでいただきたいと思います。

そして、私がこの漫画に興味を持ったのは「特殊な世界のプロフェッショナル」にどこか憧れがあるからだと思います。

この漫画は岡田准一さんが主演で映画化されていて、奥さんと見に行きたいとずっと思っている作品です。

このファブルの中で主人公は「考える事・工夫すること・プロとして実行する事」にこだわりが強く、現代教育の闇にもスポットを当ててくれています。

殺し屋の漫画を読んでも教育につなげてしまうのが悲しい性ではありますが、ファブルのこだわりは私は大切だと思っています。

主人公は都会では感覚が鈍るとか、自分で作れるものは出来るだけ自分で作って無い物は何とか工夫するとか「なるほどな~」と思う事がたくさんあります。

ただ、基本的には「殺し屋の漫画」なので、教育上良い漫画とは言えませんが高校生や大学生には是非読んでもらいたい漫画ですね。

私のもう一つのお勧めは「ワンピース」です。

ワンピースは少年ジャンプの作品だけあって、子供にもお勧めの漫画です。

私がワンピースをお勧めする理由は、理不尽を学んで欲しいのです。

我々が子供の頃は「ルパン三世」や「デビルマン」など、事情が複雑な漫画がありました。

古い漫画を言えば「ブラックジャック」も私は同じだと思っていて、悪の中に正義があり、正義の中にも悪がある・・・そういう所が大切だと思っています。

今の漫画やドラマは本当にくだらないと思う物が多く「虫も殺さぬ正義の味方が子供を平気で殺す悪を討つ」のです・・・そんなアホな!と思います。

今世界でおきている紛争や子供達の世界で起きるいじめやケンカ、もめ事全ては「双方に正義があり、どちらが悪いか詳しく調べないと分からない」事が大前提なのです。

昔の漫画にはそれがたくさんあったのです。

ルパン三世が見せる男の美学に憧れましたし、デビルマンの裏切りに胸を熱くした記憶があります。

しかし、今の漫画にはそれがあまり無いように思えます・・・おじさんになって知らないだけかも知れませんが。

でもワンピースには確かにあるんです!

主人公のルフィーは「海賊」ですが、行動は正義に基づいて行動しています。

そして海賊を取り締まる「海軍」と世界政府には「確かな闇」を感じます。

その複雑さがとても大切だと私は思っています。

今回読みたかった「ファブル:」にも複雑な事情があります。

私は社会や学校の中で「明らかな悪」を見た事がありません。

しかし、今のメディアや学校は簡単に「善と悪」を判断し、その後を見る事も詳しい事情を知る事も無くその判断すら忘れていき、次の話題で簡単な判断を受け入れるのです。

そんな短絡的な考え方で本当に複雑な社会を渡っていけますか?

漫画はあまり教育に良くないと考える方も多いですが、私は教養を広げるのは漫画と映画だと思っています。

善と悪の判断は本当に難しいのです。

私は教師と言う職業をしている知り合いがいますが「教育熱心な良い人」は全員教師を辞めていますし、割り切って「職業として悪い条件では無い」と考える冷めた人間は今学校の中枢にいます。

私の知る教育熱心な良い人は多くの問題を起こし辞めていきました。

人生で絶対失敗しない方法が一つだけあります、それは「何もしないこと」なのです。

生徒の事を思えばこそ色んな問題に体当たりで挑んだ人達は失敗を犯し、問題視され職を追われます。

しかし何もしない人は問題を起こすことも無く、減点法の社会では優秀な人と判断される訳です。

問題を起こす人と問題が何も無い人、善悪の判断がぼくは出来ません。

しかし、一つだけ知っています、リスクの無い所にリターンはありません!

人生を向上させるためにはどこかでリスクを冒す事が不可欠なのです。

勉強指導していてミスをすれば我々は「何故ミスをしたか考える事」を強要します。

問題を解かなければミスする事も無い、頑張らなければ出来なくても悔しくない、挑戦しなければ敗北も無い。

そんな考え方私は最低だと思いますし、皆さんも同じだと思います。

しかし、お子さんに失敗させることは何とか回避しようと必死になります。

ドンドン失敗させ、複雑な事情を飲み込み、それでも前進するのが人生だと是非お子さんに教えてあげて下さい。

私の好きな漫画「ファブル」は圧倒的な訓練と才能によってあらゆる局面を乗り切ります。

ワンピースのルフィーは諦めない事で局面を打開します。

どちらもとても大切だと私は思っています。

教育の事を考えると漫画でも素直に読まず、すぐに教育につなげてしまう・・・

これはおそらく職業病だと思います。

是非、お子さんにはワンピース、大人の方にはファブル、お勧めです。

両方有名な漫画なので皆さんすでにご存じだと思いますが・・・・

ビジネスとギャンブル違いは確率です

私は昔から誰が言ったか知らないが、その通りだと思う言葉がたくさんあります。

最近痛感する言葉が「周りを変える事は出来ないが、自分を変えることは出来る」という言葉です。

今の学校教育や社会の風潮を見ていると「おかしい!」と叫びたくなる事がたくさんあります。

そして、話を聞いていると「学校の指導がおかしい」とか「授業がわかりにくい」とか「ちゃんと指導してくれない」とか「周りのお友達が意地悪」とかいろんな不平不満を聞きます。

そして「学校に文句言うのはおかしい!」と盛り上がっている、同じ人が「我が子のためには学校でも平気で言いに行く」と断言している姿には驚きを通り越して呆れてしまいました。

私は学ぶと言う事は死ぬまで続くことだと思っていますし、学ぶ事の無い人間などいないと思っています。

特にこれだけ変化の激しい時代だと、自分が今持つ専門知識ですら気が付けば古くなって使い物にならない・・・何てことも珍しく無いと思っています。

だからこそ、学ぶ上で一番大切な事は何でしょう?

そして結論を言えば、学ぶと言う事は学ぶ側の姿勢がとても大切で、教える側の技量は問題ではないと私は考えています。

もちろん私達は「教える事」を生業としている以上「技量」を問われるのは当然だと思います。

そしてA YUMMY STUDY 伸学土台教室の先生は「わかりにくい」と思っている生徒は居ないと確信もしています。

でもそれでは我々はプロといえないのです。

それは今まで言い続けてきたように「学ぶ側の姿勢」がとても大切だと考えているからです。

いつまで分かりやすい説明をしてくれるのでしょうか?

いつまで受け身の姿勢で説明を聞けるのでしょうか?

いつまで「出来なくても良いよ」という甘えたスタンスで出来るのでしょうか?

私は私塾を経営しているので言わば「金銭をいただき、指導する」ので、無口な子も勝手な子、性格の悪い子、消極的な子もどんな子も指導します。

しかし、同じように社会では絶対出来ません。

社会に出れば、まず会社は先行投資として「戦力にならずとも、学ぶ期間に投資してくれる」訳です。

当然不良債権はすぐに切り捨てられるのは、当たり前の話です。

我々はハッキリ言えば「お金をもらって指導する」ので、身勝手な言い分にも付き合うし消極的な子に手を変え品を変えサービス精神旺盛は指導をするのです。

今の個別指導や家庭教師がまさにその通りで、とにかく辞めさせない事を中心に考えています。

身勝手にわがまま放題言って勉強してきた子、いつまでも幼児のような受け身で勉強してきた子、親が言った通りに勉強し自分の意思の無い子はいつから変わるのでしょうか?

仕事というその一言、立場の違いを理解し社会人としてやっていけるようになるのでしょうか?

私は無理だと断言します!何故なら、学生生活のまま社会に出て、学生生活の延長で仕事をする人間がほとんどだからです。

私は仕事を今まで色々と変えてきました、理由は二つ。

一つは自分が我慢強くない事、もう一つは理想が高い事。

だからこそ「使い物にならない社員」をたくさん見てきました。

ただ、俗に大企業と言われる所には勤めた経験がありません。

だから、ひょっとすると私が見てきた「使い物にならない社員」も大企業なら戦力になるのかも知れませんが、おそらく採用される事
も無いと考えています。

つまり「学ぶ側」の礼儀、姿勢、基本能力は学生の時にしか身に付かないのです。

私はハッキリ言って説明能力には相当自信があります!

本気を出せば、絶対分かりやすい説明が出来ると確信しています。

以前私が行ってた説明会のビデオが私の許可無く販売されていた事があるくらい説明能力には定評があります。

しかし、その説明能力を利用して子供達に勉強を教えると言う事は、子供達の「学ぶ側の能力」を衰退させる事と同じなのです。

そして説明の上手い先生などこの世に掃いて捨てる程います。

A YUMMY STUDY 伸学土台教室で学んだ結果、何処でも伸びる学び方が出来る人になって欲しいのです。

仕事は本当に色んな壁が来ます。

時には不可能と思えることもしなくてはなりません。

会社員は歯車に例えられる事が多いですが、歯車も役割があり「新しい役割を学ぶ」必要があるのです。

性格の悪い子はいつ性格が良くなりますか?消極的な幼児のような子はいつ自発的に行動しますか?好き嫌いばっかり言っている身勝手な子はいつ嫌いを飲み込むようになりますか?

ある日突然改善する事は無いのか?ありますよ!確率は相当低いですが・・・

そうなんです!私の話を聞いていただく上で一番大切な事は確率なのです!

ビジネスとギャンブルの違いをご存じですか?

双方とも上手く行けば「大金」が転がり込み、リスクはある程度決まっている事では共通です。

問題は確率なのです。

ビジネスは手間暇、知恵・工夫・努力等を駆使して「確率」を高くする、それがビジネスでありビジネスは確率を無視出来ないのです。

ギャンブルは当然確率が低いのです、だからギャンブルを営む側が有利な確率をキープするのは当然です。

ギャンブルは流に身を任せ、運を信じ、今回だけは上手く行くと信じて、努力や工夫などは基本無視して「祈る」・「願う」・「信じる」という非科学的なことをメインに行うのです。

私は学習指導と受験をビジネスとして行っています。

だから確率を絶対無視出来ないのです。

だからこそお子さんを変えるなら今だと「学生生活の間」だと断言するのです。

もちろん、奇跡的に変化する子が居ない訳ではありません、しかしそれは少数派であり目の前に居るお子さんに問題を感じているなら絶対なんとかすべきなのです。

なんとかなるさ・・・・それは「ギャンブル」である事に気付いて欲しいのです。

少々勉強が苦手でも良いと私は思っています、勉強が出来なくても生きては行けるのです。

しかし「学ぶ側」の姿勢が出来ていない子、自己管理の出来ない子、好き嫌いを平気で言う子・・・これは勉強が出来ない事よりもキツい未来が待っていると冷静に考えれば分かると思います。

逆を言えば、学ぶ側の姿勢が出来ている子はいずれ才能は開花します、何故なら素晴らしい指導者は社会にあふれているからです。

学ぶ姿勢が出来ていない子を指導出来るのは「金銭をもらい教える事を職業としている人」だけなのです。

だから最近では企業がお金を払い「人材育成の専門家」を招き、新人研修を行うのでしょう。

教えるプロしか教える事が出来ない社会人が列をなして社会へ次々と出てくるのです。

多くの会社では仕事を教える事が出来るのは「当たり前の事が当たり前に出来る人」であって、消極的な受け身の人間を教える事は難しいと思います。

いつまでこんな教育を続けますか?

学校に権限を与えず教育を押しつける、家では最低限の躾もせず学校に丸投げする・・・

集団授業について行けないと「個別指導」や「家庭教師」に「説明側の高い能力を高額で購入する」意味はあるのでしょうか?

あの先生は嫌い!と言い放つ我が子に「気の合う先生」や「我が子の気に入った先生」を探し、勉強させる・・・気に入った上司になる確率は考えた事ありますか?

塾をよく休む、宿題をしてこない、やっても適当にやっている・・・こんな子何の仕事をしますか?

好きな事は頑張れる子なんて居ませんよ!好きな事を頑張れる子は嫌なことも面倒くさい事も頑張れる子なのです。

学生生活の中で社会に出ても困らない「能力」を身に付けるべきだと思いませんか?

では「社会必要とされる能力」とは何なのでしょうか?

ズバリ「学ぶ側の姿勢」・「自己管理能力」・「多少の忍耐」では無いでしょうか?

学ぶ事は絶対受け身であってはいけないのです、常に理解するための努力が必要とされる事は仕事をされている人なら分かると思います。

自己管理とはそんなに難しい事ではありません、仕事は期限までに終える、ちゃんと会社に来る、アポに遅れない程度の自己管理です。

忍耐もそんなに大した事ではありません、「それ出来ません」とか「興味ありません」というような自分勝手な言い分でやりもしないうちに出来ないとか嫌いとか言わずに、やってみる出来ない事はしょうが無いですがやる前にまるで「気分」で判断するような事はダメだと言う事です。

私はこんな事を学ぶために「勉強」を利用しているだけなのです。

学ぶ側の姿勢・最低下の自己管理・好き嫌いを言わない。

これが出来れば「勉強に困る事など絶対に無い」のです。

しかし、勉強を出来るようにしても「学ぶ側の姿勢」が出来上がったり、自己管理が出来たり、好き嫌いを言わなくなるか?と言われれば答えは「NO」です。

だから勉強の目的は「人間性」を磨く為であり「学力」を付けるためでは無いと私は思います。

100人いたら、100人が「勉強だけ出来てもしょうが無い」と言います。

しかし勉強だけ出来るように指導している塾や学習教室を選ぶのは何故でしょう?

問題は確率です。

A YUMMY STUDY 伸学土台教室は「人間形成」から勉強を攻略します。

そのスタンスは変わることは無いでしょう。

そしてA YUMMY STUDY 伸学土台教室の生徒さんが勉強だけ出来る子達よりも社会で活躍する事は間違い無いと思います。

色んな学習教室や塾があり、各家庭には教育方針があり、皆さんが自分の所に合うと思う教室を選ぶ事が一番だと思います。

その時に確率を無視せず「ギャンブル」のような子育ては思いとどまって欲しい。

そう願っています。

みんなのサマセミ、上手く行ったと思います

今日、尼崎城の横にある琴ノ浦高校で13時から「親が教える算数のコツ」というお題目で講義をさせていただきました。

昨年は昔はプロのスピーカーとして飯を食っていたと言うおごりから余り準備もせず、自分自身悔いの残る内容だったのですが、今年はご参加下さった方々が非常に協力的で上手く話が出来たような気がします。

しかし、話し手と聞き手では印象が違うというのはよくある話で実際お聞きになられた方の感想を聞かないとわかりません。

本来、親子指導には地獄しか待っていないという怖い原稿を書いていたのですが、どうせなら実戦で使えるテクニックもいくつかご紹介させていただきました。

根本的には「子供は放置する」、「教育は自立である」という当教室の理念をご説明させていただきながら、実際の声かけの方法や指導ポイントを軽くせつめいさせていただきました。

ただ、最近講演形式の授業を行っていなかったので、時間配分を間違え、最後に皆さんのご協力でとても話しやすかったとお伝えするのを忘れてしまい大失態でした。

皆さんが優しい反応をして下さったから、話もスムーズに進んだと言う事、そして子供達の授業も全く同じで何も話さない、反応が悪い生徒さんはやはり授業をしにくいのは現実です。

今日は本当に良いリアクションをして下さる方ばかりでとてもやりやすかったです。

奥さんとも話を良くするのですが、皆さん大体は当教室の理念や考え方に賛同して下さいます。

しかし、実際に我が子を指導するとなるとついつい・・・という感触をよく受けます。

当教室の理念や信念を理想論だと言う塾関係者もいますが、私はそうは思いません。

人は理想を失ってはいけませんし、我々が言っていることは理想論では無く「凡人」が社会で大活躍し人生を自分の力で切り開いていく唯一の方法だと確信しています。

最後に重い話をさせて下さい。

私は前々から昭和40年代の我々が日本をダメにしていると確信しています。

私は今の日本は異常だと心から思っています。

日本は資源も無く、国際的に難しい立場に立たされています。

第二次世界大戦に敗戦し、本来発展する事は難しい状況にありながら我々の親の世代が正に「死ぬ気」で働き、日本の未来のために血と汗を流してきたのです。

しかし、そのおかげで我々昭和40年代の人間は生まれたときから「豊かな国・日本」で育ちました。

真面目に勉強し、会社に勤め、家庭を持ち、余暇を楽しむ・・・本当にこんな時代がいつまでも続くのでしょうか?

私は昔、山一証券が倒産したときに衝撃を受けました。

当時、日本には世界に誇る大企業がたくさんあり、その会社は日本に多くの仕事とキャッシュフローを与えてくれたのです。

あの当時、まさかシャープが買収されるとか、東芝が倒産に追い込まれると予想できませんでしたし、日本はいつまでも世界の中で先進国として発展し続けるものだと思い込んでいました。

本当にまだまだ日本は豊かなままで居られるのでしょうか?

私には分りませんし、おそらく無理だと思います。

根拠は日本人の最大の売りである「生産の質」が落ちてきているからです。

日本は元々末端社員と言われる「最下層」の社員でも、基本的教育が出来ていて一言でいうと「労働者の質が高い」という武器を持っていたのです。

その上日本人はハングリーで真面目、よく働く民族だったのです。

その結果世界に誇る大企業がたくさん生まれました。

しかし、今の日本はどうでしょう?

教育は崩壊しかけていて、ハングリーさのかけらも無い若者が多く、残業が多い企業をブラック企業と呼び、労働の意味も喜びも無くしてしまっているように私は感じています。

でもいずれ第二の松下幸之助、本田宗一郎、豊田喜一郎、稲森和夫が出てくるのです。

彼らを支える優秀な人材を作っておきたい。

それが私の夢であり野望なのです。

私にも子供がいます。

彼らに少しでも良い社会にして渡したい、その思い出いっぱいなのです。

本当に勉強が出来れば良いのでしょうか?

自立していない社会人が多く輩出される事は日本の危機につながらないのでしょうか?

日本人は社会性や協調性に優れた人間が多く、言わば「団体戦」が得意なのではないでしょうか?

忍耐強く、難しい状況を乗り切る強さを持った日本人で無ければこれからの国際社会生き残っていけないのではないでしょうか?

私はどうしても、勉強だけ出来る子が日本の未来を明るくするとは思えません。

日本人本来の魅力を持つ「寡黙」であっても「芯の強さ」を持ち、規則を守り周りに迷惑をかけない人間性を持つべきなのではないでしょうか?

私は皆さんにもう一度考えていただきたいのです。

勉強も大切ですが、人間性や心を育て、幼い心を躾る事も教育なのでは無いでしょうか?

我々塾は「教育業界」に属しておりますが「勉強指導業界」に属してはおりません。

私は今の塾業界や教育業に携わる人達をやはり好きになれません。

確かに我々は商売として「塾」を経営しております。

しかし、指導者とは「職業」ではなく、「生き様」なのです。

子供達に何かを指導するとはそれほど重いことであり、日本の未来を作るその一部を担っている自覚が必要だと思っています。

間違いを犯すこともあるかも知れません。

しかしそれでも日本の未来を切り開く優秀な人材をたくさん輩出したい!その思いは何も変わりません。

事なかれ主義の教育者もどき、勉強だけを指導する指導者もどき、あきらめと妥協で生徒のご機嫌伺いをしている営業講師はもう見たくないのです。

少子化で何処の塾も苦しいのは分ります。

だからと言って、教育の質は落とすべきではありませんし、聞いてびっくりの教室でお金の為に指導している先生達も早く目を覚まして欲しいと思っています。

今日のサマセミでここまで話を出来れば100点だったのに・・・

そう後悔してこの文章を書いています。

今日ご参加いただいた皆様ありがとうございました。

皆様のご協力をいただき非常に話しやすい状況で授業が出来ました!

ありがとうございました。
プロフィール

KAZ・FUJITA

Author:KAZ・FUJITA
学習教室を運営して約20年、教育の仕事に関わりすでに約30年。日本の教育は間違っていると感じ正しい教育とは何かを考え続けここまで来ました。私自身の経験から「社会で活躍出来る人間とは何か?賢いとはどう言うことか?世界の教育の今、何を求めているのか?そんな事を考え子供達の指導をしています。私の考えをココに書いておきます。私はウソは大嫌いです、何でも本音で書きますので気分を害される方は読まないで下さい。
尊敬する人物は「坂本龍馬」と「諸葛亮孔明」
座右の銘は「因果応報」
教師とは職業ではなく生き様である、が信条です。

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