fc2ブログ

子の努力、親の勇気、決断・・・そして結果が出るのです

甲子園では熱戦の真っ最中・・・塾は夏期講習の真っ最中。
午前中の仕事を終え、昼からの授業に向けて昼寝を少ししていると、甲子園では日本文理の試合が放映されていた。
その試合の実況で「ファーストの永田がベンチに下がります」と言っていた・・・永田?

実は息子の先輩で日本文理へ進学していた子が一人、そのお父さんとも1年前に偶然会った。
宝塚ボーイズという地元の名門硬式チームに進み、日本文理へ進んだ事も知っていた。
一年前にあったときには、ベンチ入りはしたのだが腰を故障してリハビリ中だと聞いていた。
その後どうなったのか聞いていなかったが、甲子園の2回戦スタメンで出場したのをたまたま見たのだった。

正直感動した・・・
彼は小学校の時は決して目立つような選手では無く、普通の選手だったし少しかわいい印象だった。
悪く言えば幼さの残る少年だったのに・・・あの名門日本文理で甲子園でスタメンで出ている姿に感動・・・
彼がどれほど努力をしたのか、想像できるだけに感動した。

彼が何故成長できたのか?
おそらくは私は父の存在だと思う。
彼の父親とはよくお酒も飲みに行ったし、野球について色々と教えてもらった。
彼の父は高校野球でエースとして活躍した人だったが、決して偉そうにせず物腰の柔らかい、良い人という印象だった。

コーチ・監督までした人だったが野球をよく知るバランス感覚の整った人だった。
我が子の居るチームでコーチや監督をしていると、極端に甘いか極端に厳しいかのどちらかになりがちだったが普通に我が子に接することの出来るバランス感覚の優れた人だった。
若干、我が子には甘いかな・・・と子供を見ていて思っていた。
一人息子なので非常にかわいがっていたし、野球も楽しさを教えていた。

その彼を日本文理に行かせた勇気が凄いと思った。
かわいい一人息子を、地方の強豪私立へ進ませる事は非常に勇気のいる決断だと思う。
それをやってのけた両親が凄いと思うし、ちゃんと結果を出した子供も立派だと思う。

私は彼が幼い印象が強かったので、よく日本文理で野球をやり切ったな・・・と感心した。
行かせた両親の決断も、やり切った本人の努力も両方あっての甲子園だったと思う。
知り合いのお子さんがたくさん地方の高校へ甲子園を目指し進学した。
甲子園に出て来れなかった子も居れば、高校は出場したが試合には出られなかった子も居る。
その中でちゃんと甲子園に出場できる高校を選択し、その中で結果を出した・・・素晴らしいと思う。

彼は地方へ進学し、自立できた事そのチャンスをご両親が与えた事が最大のポイントだったと思います。
素晴らしい結果を見せてくれた永田親子ありがとう!
感動しました!立派な姿テレビで拝見いたしました。

スポンサーサイト



子供の意見を聞くべきか?親の意見を押しつけるべきか?

少し前のことですが、息子の高校へ三者懇談に行ってきました。
先生から「もう少し勉強しないと、大学受験に間に合わないよ。」という内容でした。
高校二年生の夏からみんな受験勉強を本格化させるらしく、息子にも二年生の夏を前に三者懇談で釘を刺された感じでした。
「大学はどこに行くの?もう決めないといけないよ。このままでは難しいよ・・・」と先生はたたみかけるのですが、煮え切らない息子の返事に「正直に本音を言いなさい!」と私が一括すると「今は野球の事以外考えていない。大学から野球で声がかからなければ受験勉強を頑張る。」と息子は先生に本音を伝えました。

先生は少し驚いた様子でしたが、色々話をして今は野球を頑張る事を理解してもらい野球が終わってから最悪一浪して大学を目指すという話になりました。
私としては野球に打ち込みたいと言う息子の意見を尊重したいと考えていましたし、夢を追うのに保険などいらない!と以前から思っていたので先生にもその旨理解してもらいました。

同じような話を別のご家庭で聞きました。
子供さんは舞台の裏方をする専門学校に行きたいと先生に伝えたらしいのですが、先生も保護者の方も反対。
進路を再考する事で話は落ち着いたらしいのです。
ここで考えたいのは「子供の意見を聞き入れるべきか?親の意見を押し通すべきなのか?」という事です。

最近まで私自身結論が出なかったのですが、やっと結論が分かりました。
我が家は息子の意見を尊重しましたが、舞台の裏方をしたいと言ったお子さんの家は反対をしました。
どちらが正解なのか、それは未来を見てみないと分かりませんが、私はどちらも正解だと感じました。
何故なら、我が家は自立を一番大切に教育をし、自分で考え、自分で判断し、自分で責任を取るように教育してきました。
だから、息子の判断に自信を持って好きにしなさいと言えると思います。

一方、自立を重んじていない教育を行ってきた家では、最終的に保護者の方が責任を取るなり判断をする事になるので、最初から自分の意見を押し通す事が正解だと思います。
ここで私が言いたいことは、自立の出来ている子供さんの意見は是非聞き入れてあげてほしいと言うことです。
そして自立が出来ていない子の意見を聞き入れるとろくな事はありません。
残酷な話ですが、おそらく間違い無いと思います。

我が家で育った息子は可哀想に自立するしか無かったというのが本音です。
我が家は両親ともに塾で講師をしているため、夜は家に居ません。
その結果として仕方なく息子は自立したと思います。
今までの息子の進路についても、こちらで判断したくても現状が分からないので本人に任せるしかありませんでした。
当然結果に関しても、息子が自分で決めた事なので自分で何とかしてくれます。

しかし、もし我が家が子育てに積極的に関わっていて、自分で決めることが出来ないと判断しているなら子供の意見を聞き入れる事はとても出来ないと私も思います。
どちらが正解とか間違いとかはありません。
しかし、子供の意思を尊重するなら「自立している」事が大前提です。
自立していない子供の意見は大半が「逃げの選択」であると私は思います。
もちろんそうでは無い場合もありますが、残念ですが多くの「逃げ」の選択を見て来ました。

逆に自立出来ている子なのに、親が勝手に「逃げ」の選択だと感じて大反対するケースも見てきました。
もっとお子さんが自立できているか出来ていないかを観察して下さい。
自立が出来ていないと感じるお子さんを自立させるためには「忍耐」や「我慢」、「挑戦」が必要です。
そしてそういう環境から「逃げ」の選択をするのが子供という生き物です。
しかし、自立できている子は「逃げることの結果」を知っています。
だから逃げないのです。
自立しているお子さんの意見は是非聞き入れて上げてほしいと思います。
仮に少し回り道になったとしても、それ以上に貴重な経験を積んでくれます。
それは自分で責任を取ってくれるからです。

何もかも親が後始末しているお子さんの意見を聞き入れて回り道をしても、親御さんが走り回るだけなのです・・・お子さんに成長は全くありません。
残念ながら、これを無駄な行為と呼ぶと私は思います。

これから息子がどんな人生を歩むのか分かりません。
ただ、自分でなんとかしてくれると確信しています。
最低でも親になんとかしてほしい・・・とは言わないと思います。

一度も失敗する事無く、人生を終える人は居ないと思います。
誰もが紆余曲折があり、成功と挫折を繰り返すと思います。
そう考えると、自分で人生を切り開ける人間に育ててあげないと安心して親を引退出来ません。
自立が教育の目的である!
この理念の元A YUMMY STUDY 伸学土台教室は運営されています。

子供の自立に役の立つ、社会の荒波を乗り切っていける強さを身につける。
そんな学習教室でありたいと私は思っています。

教育で最も大事な事、それは人間性だと私は思います

学習塾で仕事をしていると、教育熱心な保護者の方によく会います。
皆さん一生懸命お子さんのことを考え、教育について考え学び実戦されています。
その姿にもいつも感心させられます。

しかし、勉強という分野や野球やサッカー等のスポーツに特化して教育されているご家庭が昔に比べて増えているように思います。
特に野球に関しては、息子がやっていた事もあり内情をよく知っているつもりです。
小学一年生からチームに所属している子も珍しく無くなって来ています・・・
我々の時代は野球チームに所属するのは、早くても4年生中学から始める子も珍しくありませんでした。

塾に関しても同じ事が言えると思います。
私自身は中学受験をしたこともあり、早くから公文に通い小学校4年生になった頃には電車で30分かけて進学塾に通っておりました。
しかし、クラスには塾に通っていない小学生がほとんどでしたし、勉強は困らない程度に出来れば良いと社会全体が考えているように思います。
最近では学習教室に通っているのが当たり前、勉強が出来ないと就職が出来ずのたれ死ぬと子供を脅す親まで居る有様です。

勉強もスポーツも何故そんなに一生懸命早い内からさせるのでしょうか?
野球に関しては早くからやらないと「出遅れる」みたいな感覚があるのでしょう、よく聞く都市伝説です。
実際、早くから野球を始めている子が本当に高校野球で活躍しプロへの扉を開くのでしょうか?
偏差値の高い国公立大学や有名私大へ進学している生徒さんは本当に早くから進学塾に通い、勉強を一生懸命していたのでしょうか?
まず結論から言えば、都市伝説である事は間違いありません!

まず野球に関して言えば、高校から野球を始めてプロになった人もたくさん居る事はご存じですか?
東京大学に通う生徒の8割近くの人が「勉強しろ」と言われた経験が無いことをご存じですか?
この話をすると「特別な才能のある人の話でしょ?」と言われます、当然です!
プロ野球選手になる、高校野球で活躍する、東京大学に合格する、有名私立に合格する、これらの行為に特別な才能が必要ないと思いますか?
そもそも特別な才能を持つ人達が目指す場所である事が大前提なのです。

しかし、特別な才能を持たずとも東京大学へ、プロ野球の世界へ行く人が居ることも事実です。
ここが問題なのです。
特別な性能を持たずして、東京大学・プロ野球に世界へ行く人は「人よりも早く努力を始めた人」なのでしょうか?
答えは絶対に「NO!」です。
早く努力を始めたり、人よりも多くの練習量や勉強量をこなした人間ではありません。
彼ら特別な才能を持たずとも「一流の結果」を出す人間の共通点をご存じですか?
それは「人間性が素晴らしい」という事です。
簡単な言葉で言えば「性格が良い」とか「礼儀作法が出来ている」とか「人にかわいがられる」とかそういう人なのです。

私が教育において最も大切だと考えるのは「人間性」です。
いくら勉強が出来ても「性格が悪い」とか「言葉遣いが出来ていない」とか「すぐにすねる」とか「素直では無い」ではなかなかどんな世界でも結果は出にくいのです。
もちろん「人間性」に問題を抱えても結果を出す人は居ます。
それこそ「一握りの天才」だと私は思います!

お子さんに特殊な才能を見いだせたなら、その道をまっすぐに進んで行けば良いと思います。
例えば、野球に特殊な才能を見いだせたならプロ野球選手になれば勉強なんて必要ありません!
大学教授やノーベル賞を狙える才能を持っているなら「人間性」を無視して勉強に没頭すれば良いと思います。
しかし、もしそうでは無いなら「バランス」を無視した教育は本当に正解なのでしょうか?
勉強よりも野球で守るポジションや打順、サッカーで取った得点よりも「性格」を見直して見ませんか?

私たちの学習教室では小中学生を指導しています。
彼らの人生はこれから長い人生を送ります。
人生は始まったばかりです・・・なのにすでにバランスを崩して、何かに特化した教育をしている事が凄く気になります。
宿題や予習・復習、素振りやランニングにはあれほどうるさく口を出すのに、挨拶・礼儀・姿勢に関しては何も言わないのはおかしくないでしょうか?
トレーニングや勉強よりも、人間性を見つめて見ませんか?

良い人生には必ず良い出会いがあります。
その出会いを活かすか殺すかはその人の「人間性」だと私は思います。
良い師に出会ったとしても、その人がその子を鍛えてくれるとは限りません。
私が知る限り、どの世界でも一流になっている人は良い出会いがあり、チャンスをつかんでいます。

野球界で例えるなら、巨人軍の坂本勇人選手とニューヨークヤンキースの田中将大選手が分かりやすいと思います。
息子が最初に所属した野球チームには小学校時代に彼らを指導した指導者とラッキーな事に田中将大選手のお父さんがコーチとして在籍しておられました。
話を聞くと、坂本勇人選手は誰から見てもプロ野球選手になるだろうと思う素晴らしい才能の持ち主だったと皆さん口をそろえて言いますが、田中選手に関してはあまり才能を感じなかったと皆さん言います。
そして坂本選手の人間性に関しては賛否両論である事は全員共通している意見でした、特に同じチームでプレイした選手がたまたま職場の後輩に居たので詳しく聞くことが出来ました。
ただ田中選手の人間性に関しては、非の打ち所の無い素晴らしい人間性である事は全員共通の意見でした。
田中選手の野球人生は多くの素晴らしい指導者に導かれた事は簡単に想像出来ました。

坂本選手の才能が上で田中選手が下、人間性においては坂本選手が下で田中選手が上という話ではありません。
坂本選手はその豊かな才能を伸び伸びと野球界で発揮し、今は実力・人間性共に一流の選手になり、田中選手はその素晴らしい人間性から多くの指導者に導かれ実力・人間性共に一流になったという話なのです。
どちらの道も正解であり、両選手とも素晴らしい選手なのです。
ただ私が言いたいことは、坂本選手は豊かな才能を持つが故に学生時代は少しやんちゃであったが問題は無かったという事。
田中選手はその人間性で良い師との出会いを力に変えていったという話なのです。

多少人よりも勉強が出来るとか、多少人よりもスポーツが上手い事よりも「誰からも愛される人間性」を身につける方が「凡人」には重要だと思うと言う話なのです。
勉強も極端に出来る人は「ちょっとおかしい人」だと私も思っています。
でもそれで良いのです!特殊な才能を持っている訳ですから。
しかし、特殊な才能の無い人がほとんどだと私は思います。
その人達は周りの人に助けられ、良い師に出会い才能を開花させる方が良いと考えています。

少し人よりも計算が早いとか、人よりも漢字が書けるとか、先に勉強を進めているとか、そんな事よりも「人に迷惑をかけない」とか「元気よく挨拶が出来る」とか「ありがとう・ごめんなさい」が素直に言えるとかそんな事の方が重要だと私は思います。
多くの人に人生を導いていただける、助けてもらえる、気持ちよく指導してもらえる、そんな生徒さんをたくさん社会へ送り出したいと思います。
子供にはどんな才能が眠っていて、いつ開花するか、そして誰が開花させてくれるかは分かりません!
だから誰からも愛される人間に育てる事が唯一正しい教育であると私は思い実戦しています。

前にも書きましたが、誰もが伸びる塾などありません!
誰もが上達するチームもコーチも居ません!
どこに居ても結果を出せる人間がいるだけなのです。
この事は間違いありません。
プロフィール

KAZ・FUJITA

Author:KAZ・FUJITA
学習教室を運営して約20年、教育の仕事に関わりすでに約30年。日本の教育は間違っていると感じ正しい教育とは何かを考え続けここまで来ました。私自身の経験から「社会で活躍出来る人間とは何か?賢いとはどう言うことか?世界の教育の今、何を求めているのか?そんな事を考え子供達の指導をしています。私の考えをココに書いておきます。私はウソは大嫌いです、何でも本音で書きますので気分を害される方は読まないで下さい。
尊敬する人物は「坂本龍馬」と「諸葛亮孔明」
座右の銘は「因果応報」
教師とは職業ではなく生き様である、が信条です。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR